5月にリリースされたWindows 10の最新バージョン「May 2020 Update」のインストールをブロックされるケースがあるそうです。
どうにかインストールに漕ぎつけた人の話とその方法。
Windows 10 May 2020 Updateを適用できない場合がある
Windows 10 May 2020 Updateは先々月に公開され、身近なところではIMEの設定がシンプルになり、日本語入力のオン・オフを「変換」「無変換」キーで行う設定が簡単にできるようになったりして便利です。
その他の新機能についてはこちらで確認できます。
リンク:最新の Windows 10 の更新プログラムの新機能(Microsoft)
画期的な新機能はありませんが、地道な操作性の改善が着実に進められているという印象です。
OSがメジャーアップデートされたらなるべく早くインストールしたくなるのはガジェット者の性ですが、リリース後2か月近くが経とうとしているのに、いまだにWindows 10 May 2020 Updateの適用から除外されている気の毒なデバイスがあるそうです。
May 2020 Updateは全デバイスに提供されているわけではないらしい
こちら、Windows 10 May 2020 Updateの既知の問題とそれらへの対応をまとめたMicrosoftのページです。
その中にAlways OnやAlways Connectedに対応するデバイスでエラーや予期せぬ再起動が発生する場合があるため、そうしたデバイスはMay 2020 Updateの対象から外すという項目があります。影響を受けるデバイスにはSurface Pro 7やSurface Laptop 3も含まれるそうです。
この問題は6月9日にリリースされたKB4557957で修正され、影響を受けていたデバイスもその後48時間以内にMay 2020 Updateの適用が可能になると書かれています。
ところが、とあるSurface Laptop 3ユーザーはKB4557957のリリース後48時間以上経過してもアップデートできなかったそうです。
リンク:I had to uninstall OneDrive in order to upgrade my SL3 to Windows 10 2004(Reddit)
で、この方がMay 2020 Updateのインストーラーのエラーログをたどったところ、OneDriveアプリがインストールをブロックしていたのを発見したとのこと。
そこで、コントロールパネルからOneDriveアプリを削除し、Windowsをリブートしたのち、Windows Update Assistantから再度May 2020 Updateのインストールを試みたところ、無事にインストールが完了したそうです。
OneDriveはMay 2020 Updateとともに再びインストールされ、アカウントの設定をするだけで再同期してちゃんと使えるようになったと。
Microsoftがアップデートをブロックするにはそれなりの理由があるはずで、無理やりアップデートするのは避けた方が良いですが、上の例のように特定のアプリをアンインストールするだけで回避できるケースならおそらく問題ないので、アップデートできずにイライラしている方は試してみるといいと思います。
年に2回しかないアップデートを何か月も待たされるのは辛いですからね。