ガジェットをたくさん手に入れるにはお金の管理が大切。そして、お金を管理するには家計簿をキッチリつけることが必要です。
海外出張中の家計管理は日本国内での円の出費と出張先での外国通貨の出費の両方を記録しなければなりません。
Zaimを使った複数通貨の家計管理について。
Zaimを使って円とバーツの両方を管理したい
というわけで、今回は出張中にも引き続き日本国内での日本円での出入りと、出張先でのタイバーツでの出入りをちゃんと管理したいという話です。
ツールとしてはオンライン家計簿「Zaim」の無料プランを使います。
リンク:Zaim
さて、出張中には出先での出費しかないんだから現地通貨だけ管理できればいいんじゃない?という疑問があるかもしれませんが、実際には国内での出費は続いています。
たとえば、家賃(や住宅ローン)、電気・ガス・水道・電話・インターネットなどの料金、月払いの保険料、月払いのサブスクリプションサービスの利用料金など、日本を離れていても日本円で出ていくお金はありますし、会社勤めなら毎月のお給料も入ってきます。このため、海外にいる間も日本円の管理はやめられません。
一方、出張中の出費の管理はおろそかになりがちで、今回やって来たタイのようにまだまだ現金でしか支払えない場面が多い場所では、支払いの都度記録しておかないと正確な記録を残すのは難しいです。(また、カード払いできる場面でも、日本のクレジットカードで支払ってしまうと為替レートが確定するまで記帳できなくなるので、私は現金またはバーツ建てのプリペイドカードだけを使うことにしています)
Zaimのアカウントを2つ用意して対応する
そこで今回はZaimのアカウントを2つ使って日本円とタイバーツの出費をそれぞれ管理したいと思います。
日本円用のアカウントは普段から使っているもの、タイバーツ用のアカウントは今回新たに作ったものです。
Zaimのスマホ用アプリには複数のアカウントを随時切り替えて利用できる機能がありますが、この機能は有料のプレミアム機能(月額300円)とされています。
この機能を使えばアカウントの切り替えのためにいちいちログアウトとログインを繰り返す必要がないのですが、今回はスマホ用アプリはタイバーツ用アカウントでのみ利用することにして、無料プランで乗り切ることにします。
※上の画面ではアカウントが2つ表示されていて切り替えできるかのように見えますが、これはアプリにサインインしたアカウントが列挙されているだけで、プレミアム機能を有効にしていないと切り替えの操作はできません
日本円アカウントへの入力はブラウザー版で行う
では日本円用のアカウントでの入力はどうするかというと、仕事用に持ってきたMacBook Proでブラウザー版のZaimから行います。
出張中の日本円での出費の頻度は日本にいるときほど高くはないので、作業の合間に確認して入力するだけで十分。出掛けた先でスマホから入力するようなことはまずありません。
出先で入力する機会を強いて挙げるとすれば、日本から持ち込んだ日本円をタイバーツに両替するときに出費として計上する場面がありますが、頻度はきわめて低いのでわざわざ出先でやる必要はありません。
日本円での出費の把握にはアカウントアグリゲーションを活用する
日本にいるときは電気・ガス・水道の料金は検針票が投函されるなど、定期的な出費を見逃しづらい環境が整っていますが、海外にいるとそれらをチェックすることができません。
そこで私はマネーフォワード MEのアカウントアグリゲーション機能を使ってそうした出費をフォローしています。
リンク:マネーフォワード ME
マネーフォワード MEに銀行やクレジットカードの口座情報を登録しておくと、各口座のお金の出入りをマネーフォワードのサイトやアプリ上でまとめて確認することができます。
また、あらかじめ設定しておくことで、一定額以上の出入金があったときにメールでその内容を連絡してもらうことも可能です。
この機能を使えば、マネーフォワードからのメールを見逃さないようにするだけでお金の出入りをもれなくチェックすることができます。
Zaimにもアカウントアグリゲーションの機能はありますが、これまで試した限りではマネーフォワード MEの方が使いやすいようです。
外国暮らしで日本円の管理も必要という方にも
以上、海外出張中のお金の管理方法についてでした。
この方法は今回の例のように日本を拠点としている人だけでなく、海外を拠点にしながら日本円の管理も必要という方にも役立つはずです。
普段使いの通貨をZaimのスマホアプリで、その他の通貨をZaimのウェブサイトで管理することで、複数の通貨の出入りを無理なく記録できます。
管理する通貨が3つ以上になる場合でも、メインの通貨以外はすべてブラウザーから管理するようにすれば、サインイン・サインアウトの手間が少しだけ増えること以外は、とくに問題なく利用できるでしょう。
引き続きこのような工夫で家計管理をしていきたいと思います。
リンク:Zaim
リンク:マネーフォワード ME