OmakerのBluetoothスピーカー「Omaker Nature(M4 Plus)」を使わせていただく機会がありましたので、そのレビューをお届けします。
前モデルのOmaker M4の防水性能を維持したまま、見た目がブラッシュアップされ、スピーカーとしても使いやすいチューニングが行われたようです。
Omaker Natureの概要
Omaker Natureは出力5Wのユニットを1つ搭載した防水タイプのBluetoothスピーカーです。
Bluetooth 4.2をサポートして、最大20mの距離で音源となるBluetooth機器と通信できます。
防水の仕様はIPX6で、お風呂、ハイキング、釣り、登山、キャンプ、ビーチなどのさまざまなシーンで安心して使えます。
新たにイコライザー機能が搭載されていますが、音楽のジャンルに合う音質をプリセットされたイコライザーではなくて、「室内」「室外」「低消費電力」の3つのプリセットが用意されているのが新しいです。
Omaker Natureを2台用意すれば、同時に同じソースとペアリングすることでステレオサウンドを楽しむことも可能です。(True Wireless Stereo機能)
Omaker Natureのレビュー
今回はOmakerさんからNatureのブラックモデルの提供を受けてレビューいたします。
外観
Omaker Natureは底面が正方形の直方体の形をしたスピーカーです。
樹脂製のボディの周囲にはG-SHOCK風の意匠が凝らされていて、ちょっと落としたくらいでは壊れなさそうな雰囲気の外観となっています。
こちらが前モデルのM4と並べたところですが、スピーカーグリルのメッシュが粗くなって、よりワイルドなイメージが強調されたようです。それ以外にデザイン上の大きな違いはない模様。
側面の一つには制御ボタンが4つ並んでいます。
左から、ボリューム下げ/曲戻し、再生・停止、電源/イコライザー選択、ボリューム上げ/曲スキップ、となっています。
この配置はM4から変更されていて、M4よりも使いやすくなっています。
というのは、ボリュームの上げ下げや曲のスキップ・戻しを行うときに、手探りで両端のボタンを押せばよくなったからです。
M4ではこれらのボタンが2つ並んで配置されていたため、目視せずに押して曲をストップさせるような操作ミスがありました。地味ですがナイスな改善だと思います。
別の側面には防水キャップに覆われたコネクター部があります。
キャップを開けると、充電・給電用のmicroUSBポート、音声入力用の3.5mmステレオミニジャック、リセットボタンが並んでいます。
Omaker Natureの制御ボタンとコネクターはこれで全部です。シンプル。
Bluetoothでの音楽再生
スマートフォンなどとBluetoothでペアリングすると、出力先としてNatureが表示されるようになります。
Natureを選択してミュージックプレーヤーなどのアプリで音楽やトークを再生すると、Natureから音が出ます。
音質はイコライザー設定で微妙に変化しますが、基本的には低音はそれほど多くなく、中高域、とくにボーカルなどの中域が充実した音という印象です。
したがって、音楽ならボーカルものが得意ですし、トークは全般的にOKです。
再生に関して驚いたのが、前モデルのM4と比べて音量をかなり抑えたチューニングになっていることです。
前モデルのM4は、よく言えば迫力の大音量、悪く言えばバカでかい音を出すスピーカーでした。
もちろんボリューム調整で小さくすることはできますが、レンジが広いので1クリックの上げ下げで音量が大きく変化してしまい、微妙な音量調節が難しいという欠点がありました。
今回のNatureは最大音量がかなり抑えられた(といっても十分大きな音ですが)ので、音量の微調整がやりやすくなりました。このチューニングはグッジョブだと思います。
充電しながら使えるのもGOOD
Omaker Natureは充電しながらでもBluetoothで通信して音楽等を再生できます。
最近ではBluetooth機器でも充電しながら使えるのが当たり前になってきていますが、途切れずに使い続けられるのがやっぱり便利です。
PCからUSBで電源を供給して、Bluetooth接続の外部スピーカーとして使うなどするときに助かると思います。
Natureはそれほど低音重視ではないとは言え、ラップトップの薄いスピーカーなどと比べれば良い音が出ます。
遅延もほとんど気にならないレベルです。
安価な防水Bluetoothスピーカーとして
Omaker Natureの最大の特徴はやはり防水であることです。
キャンプやバーベキューに持っていって屋外で鳴らしても十分な音量を出せますし、突然の雨でも慌てて片付ける必要がありません。
また、付属のカラビナを使ってベルトやバッグに取り付ければ、イヤフォンやヘッドフォンよりも自由なスタイルで音楽等を楽しめるので、ハイキングのお供などにも良いかもしれません。
一度の充電で最大12時間使えるので、1泊までなら充電の心配をする必要もなさそうです。
家でも防水性能を活かしてお風呂場で音楽を楽しむのに使えます。
脱衣所にスマホを置いて、Natureだけを浴室に持ち込んでも、よほど広いお風呂でなければちゃんと電波は届きます。
というわけで、外でも家でも活躍する防水Bluetoothスピーカー、Omaker Natureのレビューでした。
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