iPhone / iPad向けのiOSとApple Watch向けのwatchOS、それぞれの最新バージョンが本日未明に配信開始されました。
新機能が盛りだくさんです。
iOS 11とwatchOS 4が同時に配信開始
日本時間で2017年9月20日の午前2時ごろから、iOS 11とwatchOS 4の配信が始まっています。
iOSは「設定」アプリの[一般] – [ソフトウェアアップデート]から、watchOSはiPhoneのWatchアプリの[マイウォッチ] – [一般] – [ソフトウェア・アップデート」から、ダウンロードとインストールができます。
リンク:iOS 11(Apple)
リンク:watchOS 4(Apple)
インストールに掛かる時間は、iOS 11が約20分(iPad ProとiPhone 7での時間)、watchOS 4が約1時間(初代Apple Watchでの時間)です。
iOS 11の新機能
さて、OSを更新したら何ができるようになるかについて、MacRumorsの動画を見ながら確認してみます。
- ロックスクリーンの変更
ロックスクリーンと通知センターが統合されました。
ロックスクリーンから左右のスワイプでカメラとウィジェットにアクセスできるのは従来どおりです。 -
コントロールセンターが大幅に変更
コントロールセンターの面積が増え、利用できる機能も増えています。
3D Touchでさらに多くの機能を呼び出すことができるコントロールもあります。
コントロールセンターの表示項目はカスタマイズ可能です。 -
ホーム画面のデザイン変更
Apple製アプリのアイコンデザインが微妙に変わっているものがあります。
また、アンテナの本数表示がドットの並びから昔ながらのアンテナ柄になりました。
さらに、アプリを開いたときのアニメーション効果が変わっています。 -
App Storeの変更
App Storeのレイアウトがガラッと変わっています。 -
「メッセージ」アプリの操作性改善
画面の下に表示されるAppパネルの操作が簡単になり、データの共有がやりやすくなっています。
また、アメリカではメッセージアプリでApple Payを経由して送金できるようになりました。 -
「写真」アプリの変更
キュレーション機能に「ペット」などの新しい分類が追加されました。
また、ライブフォトの編集機能が追加されました。 -
「マップ」アプリの建物内マップ対応
モールや空港の内部マップが追加されています。
また、ナビゲーション時に車線のガイドをしてくれるようにもなっています。 -
ドックの変更(iPad)
ドックに登録できるアプリの数が増えています。
また、右端に最近使ったアプリが表示される領域が設けられました。
さらに、アプリ起動中でも画面を下から上へスワイプすることでドックにアクセスできるようになっていて、アプリの切り替えやSplitViewへの移行が簡単になりました。 -
Appスイッチャーの変更(iPad)
画面を下から上へ長くスワイプするか、ホームボタンをダブルクリックすることで、新しいAppスイッチャーを呼び出せます。
新しいAppスイッチャーはiPadの広い画面を活かして多くのアプリを1画面で見られるようになっています。 -
ファイルのドラッグ&ドロップの変更(iPad)
複数のファイルを選択する新しい操作が追加されました。 -
「iCloud Drive」アプリの追加
純正のファイルマネージャーが追加されました。
iPad / iPhone上やiCloud Drive上のファイルはよくあるファイルマネージャー風に操作できます。
DropboxやOneDrive上のファイルにもアクセスできますが、別にダイアログボックスが開いて操作するようになっていて、複数のファイルをまとめて選択するなどの操作はできないようです。 -
Apple Pencilの機能強化(iPad Pro)
スクリーンショットを撮ると画面左下にサムネイルが表示され、そこから編集画面を開いて、ペンで書き込みができるようになりました。
また、ロック画面をペンでダブルタップすると「メモ」アプリが開いてすぐにメモを取れるようになっています。メモは毎回新しいものを開くか、前回開いていたものを開くかを設定できます。 -
「メモ」アプリの手書き文字認識(iPad Pro)
手書きした文字を認識してキーワード検索できるようになりました。
と言われていますが、手元のiPad Proではうまく動いていません。
watchOS 4の新機能
つづいてwatchOS 4についてはこちらです。
- 新しいフェイス
Siriウォッチフェイスは、その日の予定、天候、ニュースなどを一覧表示して、デジタルクラウンを回してアクセスできるというものです。Siriのコンプリケーションがあるので、Siriへのアクセスも簡単。
カレイドスコープウォッチフェイスは万華鏡をデジタルクラウンで操作できるフェイスで、元になる画像を自分で指定することもできます。
トイ・ストーリーウォッチフェイスにはトイ・ストーリーのキャラクターが表示されます。 -
ドックのデザイン変更
ドックが横方向の一覧表示から、カードを束ねたような表示に変更されました。 -
ホーム画面のレイアウトとしてリストビューを選択可能に
ホーム画面はアプリのアイコンが蜂の巣状に並んだ従来のものと、縦に一覧表示されたリストビューの2通りから選べるようになりました。 -
「アクティビティ」アプリの変更
アクティビティの通知の頻度が上がります。
また、ゴールに到達したときのアニメーションが追加されています。 -
「ワークアウト」アプリの変更
ワークアウトアプリは丸ごと新しくなっています。
運動の種類を選ぶのが簡単になり、また、運動中に再生する音楽をワークアウトアプリ上で指定することもできます。
1つのセッションで複数種類の運動を行うこともできます。さらに、メニューに高強度インターバルトレーニングが追加されています。
今後のバージョンアップでジムにあるマシンとペアリングして測定値を同期させることも可能になる予定です。 -
その他のアプリの変更
「ミュージック」アプリが高速化されました。
「メール」アプリではメールボックスを作ってメールを分類することが可能になりました。
「ニュース」アプリが追加されました。
「心拍数」アプリは安静時の心拍数を計測できるようになり、理由なく心拍数が上がったときには警告するようになりました。
コントロールセンターに懐中電灯機能が追加されました。(画面が白くなるだけです)
と、このような感じですが、とりあえず我が家のiOSデバイスとwatchOSデバイスはぜんぶアップデートしました。
買い替えなくても機能が増えたり改善されたりするのはうれしいですね。
以上、iOS 11とwatchOS 4がリリースされたという話でした。
リンク:iOS 11(Apple)
リンク:watchOS 4(Apple)