現在アメリカ・ラスベガスで開催中の家電見本市「Consumer Electronics Show(CES)2019」で、家庭用テレビのAirPlay 2への対応が発表されています。
日本での実質的な対象機種は今年以降に発売されるものに限られるので、テレビを買うのはちょっと待つといいかもしれません。
待てないならApple TV 4Kという手もあります。
家庭用テレビのAirPlay 2対応が発表される
CES 2019ではDELLやASUSの新しいラップトップなどが次々発表されていて、それはそれで楽しそうなのですが、今回はテレビの話です。
AppleはCES 2019に合わせて、ソニー、LG、Samsung、VizioのテレビがAirPlay 2に対応すると発表しています。
AirPlay 2に対応したテレビがあると、iPhoneやiPadなどのiOSデバイスやMacからこれらのテレビに直接、映像・音声・写真・ゲーム画面などをストリーミングすることができます。
大きな画面でより高画質かつ高音質でコンテンツを楽しめるようになるというわけです。
これからテレビを買うのなら、AirPlay 2に対応しないものを買うという選択肢はあまり考えられません。
気になる対応モデルは次のとおり発表されています。
日本で買えそうなものはソニーとLGの各モデルです。
ソニーの対象モデルは「G」シリーズで、現行の「F」シリーズの後継モデル。
LGは2019年以降のOLED各モデルと「UM」「SM」シリーズ。非OLEDの現行モデルは「UK」「SK」シリーズですが、その次が「UM」「SM」シリーズになるようです。
例年ソニーは5月、LGは4月に、その年の新モデルを発売するので、これからちょっといいテレビを買おうとしている場合は、3〜4か月待ってからの方が良さそうだということです。
待ち遠しいですね。
待てないならApple TV 4Kで間に合わせる
4月や5月というと新生活を始めるシーズンを少し過ぎてしまうので、ちょっとタイミングが合わないということもあるでしょう。
そんな場合は既存のAirPlay 2非対応テレビとApple TV 4Kを組み合わせるという手もあります。
Apple TVシリーズはなんとなくiTunesで買ったりレンタルしたりした映像を再生する機器というイメージがありますが、Netflixやhulu、Amazonプライムビデオなど他社のサービスも利用できます。
そして、AirPlay 2のレシーバーとしても機能します。(Apple TVは第4世代以降)
単に動画ストリーミングサービスを利用するだけなら、Amazon Fire TV Stick 4Kの方がずっと安く買えますが、iOS機器やMacと組み合わせて使う機会があるなら、Apple TV(4K)を選んでおくとなにかと便利なはず。
というわけなので、すぐにテレビを買わなくては!という方は、Apple TV(4K)とセットで手に入れるのが良さそうだという話です。
話は戻って、テレビへのAirPlay 2機能の統合について、SamsungとVizioは既存モデル(の一部)についてもファームウェアアップデートで対応するとしています。
こうしたユーザーに無用の出費を強いない姿勢は評価されるべきだと思います。両社のテレビが日本で買えないのは残念です。