Google Keepがテキスト書きに便利だという今更な話

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Google Keep - 1 OneNote/Evernote
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これまで、ほとんどOneNote一本槍でやってきたわたくしですが、たとえばiOS/iPadOS/macOS環境での100点とは言えない動きを踏まえると、そろそろ別の方法に移行しても良いのではないかと思っています。

ブログ書きくらいはGoogle Keepでいいかもしれない。


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Google KeepとOneNoteの大きな違い

2015年から始めた当ブログの記事のほとんどは、Microsoft OneNoteで下書きしたものをWordpressのエディタにコピペして作成しています。

一時的にEvernoteやUlyssesで作成していた時期もありましたが、大半はOneNote製です。

OneNoteの(ユーザー側から見た)データ構造は、「ノートブック」の中に「セクション」を作り、各セクションに「ページ」を追加していくツリー構造になっています。
(そのほかに、セクションを複数まとめた「セクショングループ」を作ることもできます)

ノートブックやセクションをどう分類するかはユーザーの望み次第で、うまく作れば見通しの良いデータ置き場ができますし、そうでなければどこに何が書いてあるかわからない使いづらいものになるでしょう。

つまり、OneNoteはどういうデータをどうやって管理するかが最初からわかっている場合に使いやすいツール、ということになると思います。

一方Google Keepでは、すべての情報は「メモ」としてフラットに保存され、メモはそれぞれに付加された「ラベル」と呼ばれるタグによって管理されます。

ラベルはユーザーが任意に作成することができ、また、一つのメモに複数のラベルを付けることができます。

ラベルの粒度をある程度小さくすることを心掛ければ(たとえば、「仕事のToDoリスト」ではなく「仕事」と「ToDoリスト」に分けておくようなイメージです)、とりあえずメモを書いてみて、そのあと該当するラベルを付けるという運用でちゃんと形になります。

つまり、Google KeepはOneNoteほどには事前の構想の正しさを求められない、気楽に使えるツールと言えると思います。

ちなみに、Evernoteはノートブックとタグの二本立てで情報を管理する、OneNoteとKeepの中間の仕様になっています。


Google Keepの良いところ/良くないところ

ウェブアプリであること

さて、Google Keepは他のGoogleのサービスと同様、PC/Mac環境向けにはウェブアプリとして提供されています。

つまり、ブラウザーでGoogle Keepのサービスにアクセスして利用する必要があるということです。

このことには良い面と悪い面があります。

良い面はブラウザーさえ動けばほぼどんな環境でも利用できること。

悪い面はいちいちブラウザーを介さなければならず面倒なことです。それと、オフラインでは全く使えないのも欠点と言えそうです。

OneNoteにもウェブアプリ版があって、ブラウザーからいつものノートブックたちにアクセスできますが、OneNoteならではの豊富な書式設定が仇になって、個人的にはあまり積極的に使いたいとは思えません。(詳しく説明しませんが、使ってみればすぐにわかると思います)

テキストの書式設定がないこと

ウェブ版OneNoteの使い勝手の悪さにも通じる話ですが、Google Keepではテキストの書式設定ができない仕様になっていて、それがテキスト中心のシンプルなメモを書くのに非常に適していると感じます。

Google Keepのメモでできるのは、テキストを書くことと、画像や図を加えることと、リマインダーを追加することくらいです。それと、チェックボックスを列挙してチェックリストを作ることもできますね。

書式がないので、テキストは環境に応じた適切な書体で表示され、フォントの好き嫌いに心悩まされることがありません。

長年、OneNoteを使っていますが、テキストの書式で何かを表現することはなく、Windows/Mac/iOSのすべての環境で問題なく(かつ比較的美しく)表示されるフォントを選んで、そのフォントだけを指定し続けています。

こうしたことを踏まえると、シンプルに徹したGoogle Keepの仕様が非常に好もしく思えるわけです。

ときどきデータが微妙に巻き戻ること

これは仕様の話ではありませんが、Windows 10 PC上のGoogle ChromeでKeepを使っていると、稀にほんの少しだけデータが巻き戻る(前の状態に戻る)ことがあります。

KeepはPC上で編集した内容とサーバーのデータを随時同期しているのですが、そこに何かの不具合があって、PC側で行った変更を少し古いサーバーのデータで書き戻してしまうようなのです。

テキストにしてほんの1行かそこらのことですが、たった今書いたはずの行が急になくなることがあるのでびっくりします。

明らかなバグなのでそのうち直るとは思いますが、いちおう留意しておくのがいいでしょう。


テキストの下書き用に便利

このように良し悪しのあるGoogle Keepですが、ブログ記事の下書き用としては十分実用になりそうなので、しばらくこのまま使い続けようと思います。

プレーンテキストを書くのにちょうどよくて、クラウドにデータを保存できて、プラットフォームによらず使えるものはあまりなかったので、ちょうどいいものを見つけました。

聞くところではGoogle KeepのデータはGoogleドライブの容量を消費しないそうなので、クラウドストレージの有料サービスを利用しなくても使い放題です。

というわけで、テキスト書き環境としてGoogle Keepをが便利そうだという話でした。

リンク:Google Keep(Google)


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