Samsungから新しいラップトップが発表されました。
その名もGalaxy Book Pro。
めちゃくちゃ薄くて、めちゃくちゃ軽いです。
Galaxy Book Pro の概要
こちらがGalaxy Book Proの公式「開封」動画です。
13.3インチと15.6インチの2サイズがあり、それぞれの主な仕様は次のとおりです。
項目 | 13.3インチモデル | 15.6インチモデル |
---|---|---|
OS | Windows 10 Home/Pro | Windows 10 Home/Pro |
CPU | 第11世代 Intel Core i5-1135G7 第11世代 Intel Core i7-1165G7 (仕様表にはCore i3もあり) |
第11世代 Intel Core i5-1135G7 第11世代 Intel Core i7-1165G7 (仕様表にはCore i3もあり) |
グラフィックス | Intel Iris Xe Graphics (Core i3はIntel UHD Graphics) |
Intel Iris Xe Graphics NVIDIA GeForce MX450 (Core i3はIntel UHD Graphics) |
RAM | 8GB/16GB/32GB(LPDDR4) | 8GB/16GB/32GB(LPDDR4) |
ストレージ | 256GB/512GB/1TB SSD | 512GB/1TB SSD |
ディスプレイ | 13.3インチ、1920 x 1080ピクセル | 15.6インチ、1920 x 1080ピクセル |
カメラ | イン:720p | イン:720p |
インターフェース | USB-A、USB-C、Thunderbolt 4 HDMI、MicroSD、3.5mmステレオ |
USB-A、USB-C、Thunderbolt 4 HDMI、MicroSD、3.5mmステレオ |
ワイヤレス | Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1 Wi-Fi 6E Ready |
Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1 Wi-Fi 6E Ready |
バッテリー | 最大21時間 | 最大20時間 |
サイズ・重さ | 304.4 x 199.8 x 11.2mm、0.87kg | 355.4 x 225.8 x 11.7mm、1.05kg(Intel Graphics) 355.4 x 225.8 x 13.3mm、1.15kg(NVIDIA Graphics) |
その他 | 指紋センサー | 指紋センサー テンキーあり |
プロセッサーはIntelの最新世代のモバイルプロセッサー。
仕様表にはCore i3が記載されていますが、現時点でUSで予約注文できるのはCore i5とCore i7のみです。
グラフィックスは13.3インチモデルがCPU内蔵グラフィックス。
15.6インチモデルならNVIDIAのディスクリートGPUも選べます。ただし、これも現時点でUSではオーダーできない模様です。
RAMとストレージの容量のバリエーションは普通。
上の動画では、15.6インチモデルについて「Extendable NVMe SSD Slot」(拡張可能なNVMe SSDスロット)という紹介があるので、容量の拡張もできそうです。
ディスプレイはFull HD解像度です。
カメラは720pと最小限の仕様ですが、ビデオチャットやビデオ会議などでは十分な仕様でもあります。
インターフェースはUSB Type-Aを残し、さらに、HDMIまで用意されています。
会議室のプロジェクターに接続するのも楽ちんです。
ワイヤレスはWi-Fi 6はもちろん、次世代のWi-Fi 6Eへの対応にも備えられています。
バッテリーライフはどちらのサイズも20時間以上を確保。
仮に、実際には半分しかもたないとしても、1日まるごとバッテリーだけで運用できそうです。
そして、最大の驚きは薄さと軽さです。
厚みは12mm未満で、重さも13.3インチモデルはなんと800グラム台。
15.6インチモデルでも1kgをほんの少し上回る程度です。
まず、12mm未満というのは、ちょっとした男性用の機械式腕時計よりも薄いです。(下のリンクの時計で13.3mm)
腕時計より薄いものがパカっと開いて、手前にフルサイズのキーボード、奥にはAMOLEDディスプレイと考えると、その異常さがわかります。
そして、重さもついに900グラムを切りました。
iPad Proの12.9インチモデルにSmart Keyboard Folio(Apple純正の軽いほうのキーボードカバー)を合わせると、だいたい1,090グラムで、Galaxy Book Proは15.6インチでもこれより軽いです。
LG Gramや富士通LIFEBOOKもすごいんですが、質感もバッテリーライフも犠牲にせずにここまでの薄さと軽さを実現したのはもう驚くしかありません。
Full HDディスプレイでもよければ買い
プロセッサーの性能とバッテリーライフを保ったまま、薄く、軽く仕上がったGalaxy Book Proですが、ディスプレイはFull HD解像度でやや物足りなく感じます。
2021年の感覚では、15.6インチの画面がFull HD解像度で表示されたら、ちょっとがっかりするかもしれません。
しかし、他社製品でも極限の薄さや軽さを追求したラップトップはどれもFull HD解像度なので、こうした製品ではディスプレイ解像度が妥協のしどころということなのでしょう。
Full HD解像度でも作業に支障があるわけではないので、薄さと軽さを最優先するなら、この製品を選んでも何の問題もありません。
アメリカでの価格はおよそ次のとおりで、めちゃくちゃに高いわけでもないようです。
構成 | 価格 |
---|---|
13.3in / Core i5 / 8GB / 256GB | 999.99ドル |
13.3in / Core i7 / 8GB / 512GB | 1,199.99ドル |
15.6in / Core i5 / 8GB / 512GB | 1,099.99ドル |
15.6in / Core i7 / 16GB / 512GB | 1,299.99ドル |
数年間、毎日持ち歩いて仕事や勉強のお供にするなら、納得の価格ではないでしょうか。
日本での発売が楽しみです。
リンク:The Samsung Galaxy Book Pro Series: Mobile Computing for the Connected World(Samsung Newsroom)