外出の機会が大幅に減った結果、家の外で音楽を聞くことも格段に減りました。
そこで、音楽配信サービスをSpotifyから比較的安価なYouTube Music Premiumに切り替えた話。
YouTube Music PremiumはYouTube Premiumに加入すると自動的についてくる
YouTube Music PremiumはYouTubeの有料音楽配信サービスで、かつてGoogleがやっていたGoogle Play Musicも2021年のはじめからこちらに統合(というか、移行)されました。
サイトやアプリの使い勝手は変わりましたが、手持ちの楽曲のアップロード機能を含め、Google Play Musicでできていたことはほぼ一通りできるようになっています。
PC/Mac用のクライアントアプリはなく、ブラウザーからサイトにアクセスして音楽を聞く方式ですが、たとえばChromeやEdge(Chromium版)でショートカットを作成してサイトを単体のアプリのように使えば、それほど不便は感じません。
もちろん、スマホ・タブレット用には専用アプリが用意されています。(iOS、Androidとも)
YouTube Music PremiumはYouTubeの有料サービスであるYouTube Premiumの一部であるため、YouTube Premiumに加入していれば追加料金なしで利用できます。
YouTube Premiumの料金は月額1,180円(税込)で、その特典は次のようなものです。
- YouTube動画・配信の広告が表示されない
- YouTube動画をオフラインで再生できる
- スマホ・タブレットでYouTube動画をバックグラウンド再生できる
- YouTubeが独自に制作したドラマ等を視聴できる(YouTube Originals)
- YouTube Music Premiumを利用できる
これら全部を含んで上記の料金です。
たとえばSpotifyは音楽配信のみで月額980円(税込)なので、YouTube Music Premiumの音楽配信機能に満足できて、多少なりともYouTubeを利用するなら、YouTube Premiumのメリットは明らかでしょう。
YouTube Music Premiumで我慢できる理由
かつて、YouTube Premiumの無料体験期間中にYouTube Music Premiumを利用したことがあったのですが、そのときはSpotifyの方がずっと便利だと感じました。
主な理由はSpotify Connectによるデバイス連携の存在です。
Spotify ConnectはSpotifyの同じアカウントを利用する複数のデバイス間で再生状況を共有できる機能で(他にも機能はありますが)、音楽の再生先をほぼシームレスに切り替えることができます。
曲の途中で再生先をスマホのSpotifyアプリからスマートスピーカーやPCのSpotifyアプリに切り替えると、ちゃんと曲の続きから再生してくれます。
スマートスピーカーで再生しているときも、スマホやPCのSpotifyアプリを操作して、曲の一時停止、スキップなどの制御ができます。
YouTube Music Premiumにはこうした機能が用意されていないので、音楽配信サービス単体で比較したときには、Spotifyの方がずっと便利だと感じましたし、この状況は今も変わりません。
しかし、外出が減った結果、外出先から音楽を聞きながら帰宅し、そのまま家のスピーカーで続きを聞くような機会が減ってしまったため、Spotify Connectのメリットを体感できる場面がほとんどなくなりました。
そうすると、YouTube Premiumのおまけで使えるYouTube Music Premiumだけで一通り音楽は楽しめるんだから、そちらに一本化すればいいじゃないか、というのがYouTube Music Premiumをメインの音楽配信サービスとして利用し始めた理由です。
ちなみに、YouTube Music Premiumが配信する楽曲数は「7000万曲以上」で、Spotifyの「5000万曲以上」と比べても遜色ありません。
↓YouTube Music(App Store)
↓Spotify(Google Play Store)
YouTube Music Premiumがありなら、全曲ロスレス対応したApple Musicもあり
実際にYouTube Music Premiumを主に自宅での音楽ソースとして使ってみると、起きている間はずっとPCが稼働している我が家でPCのスピーカーから音楽を聞く分には、とくに不満は感じません。
そして、YouTube Musicの使い勝手に大きな不満がなければ、つい最近全タイトルのロスレス配信に対応したApple Musicに移行することも視野に入ります。
もちろん、Apple Musicを利用するには別途料金が掛かりますが、それはロスレスのメリットで相殺できます。
Spotifyも2021年の後半からロスレス配信を始めると発表しています(追加料金の有無等は不明)。
いったんYouTube Music Premiumに乗り換えることで、それぞれのサービスの特長に目が向きやすくなったと感じています。
音楽配信に限らず、定額制サービスは定期的に見直しをして、最適なバランスを探り続けるのが肝心だと思います。
↓SpotifyかApple Musicを使うならEchoと組み合わせるのがおすすめです