Amazonの電子書籍リーダー「Kindle」が新しくなりました。
お値段は従来型から据え置きで、少しだけ小さく・薄く・軽くなりました。
従来型Kindle および 上位機種のKindle Paperwhiteと比較してみます。無印Kindleを選ぶ時の注意点なども。
Kindle(無印)に新型が登場
KindleはAmazonが販売している電子書籍リーダーです。
これ1台で大量の本を持ち運べたり。
文字の大きさを自由に変えられたり。
手が使えないときでも読書しながら辞書を引いたりできます。
さて、Kindle(無印)の新型と旧型、Kindle Paperwhiteの仕様を並べたものがこちらです。
新旧Kindle(無印)の差は次のとおりです。
- 新型はバッテリーライフの説明から「明るさ設定10」の条件が消えている
- 新型は重さが30g軽くなっている
- 新型は縦9mm、横4mm、厚さ1.1mm小さく・薄くなっている。
1点目の「明るさ設定10」の条件は、もともと無印Kindleには内蔵ライトがないので、単なる誤記だと思われます。
したがって、新型Kindleは旧型に比べて小さく・薄く・軽くなったというのが変化ポイントだと思えばOKです。
内蔵ライトがないこと、解像度が167ppiと上位モデルよりも小さいこと、3Gモデルが設定されないことなどは、旧型から変化ありません。
やはり上に挙げた変更点以外の違いは見られません。
新しいKindleは旧型の機能・性能をそのままに一回り小さく・軽くしたものと考えて良さそうです。
(追記)
日本のAmazonのサイトではわからなかったのですが、新型では内蔵メモリー(RAM)が旧型の2倍の512MBに増え、Bluetoothオーディオにも対応したそうです。
TIME 「Amazon’s Cheapest Kindle Just Got Even Better」
http://time.com/4377970/amazon-new-kindle-update-2016/
なお、Bluetoothオーディオは日本語では提供されていないVoiceViewという視覚障がい者の方向けの機能用とみられるので、日本のユーザーにはあまり関係なさそうです。
価格は据え置きの4,980円から
新型Kindle(無印)の価格は旧型と全く同じです。
キャンペーン情報つき | キャンペーン情報なし | |
---|---|---|
Amazonプライム会員価格 | 4,980円 | 6,980円 |
通常価格 | 8,980円 | 1万980円 |
Kindleにはどのモデルにも「キャンペーン情報つき」と「キャンペーン情報なし」の2バージョンが用意されていて、「キャンペーン情報つき」のものはスリープ中にKindleの画面にKindle本のセール情報などが表示される代わりに本体の代金が2,000円安くなっています。
スリープを解除したときにこのセール情報を消すための操作が必要です。
この操作は実際にやってみると大した手間ではないので、価格を最重要視するなら「キャンペーン情報つき」を選んでも問題ないと思います。
ただ、より高価な上位の機種を買う場合は、「キャンペーン情報なし」を選んでおいた方が満足度が高いと思います。
従来モデルから小幅な正常進化
以上、Kindle(無印)のニューモデルについてでした。
Kindleシリーズには価格の異なるいくつかのモデルがありますが、それらの違いは基本的にはハードウェアの仕様の違いだけで、ソフトウェア的な使い勝手は同じです。
今回発表された新型Kindle(無印)は、内蔵ライトなし、167ppiという従来からのエントリーモデルの仕様を踏襲しながら、サイズと重さの改善という小幅な正常進化を遂げました。
無印のKindleを選ぶ際の注意点は、内蔵ライトがないために暗い場所だけでなく明るい場所での読みやすさが上位機種よりも劣ることと、解像度が低いために小さな文字の表示品位にやや難があることです。
その分価格が圧倒的に安いので納得感はありますが、長く大切にするつもりならもう1ランク上のKindle Paperwhiteを選んでおくと、価格差以上の満足感を得られると思います。
新型Kindleは7月20日発売。発売日に手に入れたい場合は今から予約しておきましょう。
リンク:Kindle (Newモデル) Wi-Fi、キャンペーン情報つき
(追記)新型をレビューしました。
https://kiritsume.com/post-8697/
機能的に同等な従来型Kindle(無印)の詳細レビューはこちらから。
https://kiritsume.com/kindle-review/
その他、Kindleに関する非常に詳しい記事へのリンクを以下のページにまとめてあります。
写真を大量に使ったレビューやアクセサリーのまとめなどもありますので合わせてご覧ください。
https://kiritsume.com/amazon-kindle-articles/