Reutersによると、米Amazonが月額9.99ドルの定額制音楽配信サービスに参入する準備をしているそうです。
料金は先行するSpotify、Apple Music、Google Play Musicらと横並びですが、AmazonにはAmazon Echoという強みがあるそうです。日本ではEcho売ってないけど。
米Amazonが定額制音楽配信サービスの準備中との報道
Reutersの記事はこちらです。
Reuters 「Exclusive: Amazon is preparing to launch streaming music service – sources」
http://www.reuters.com/article/us-amazon-com-music-exclusive-idUSKCN0YW28U
記事は二人の関係者の話として次のように伝えています。
- Amazonが定額制音楽配信サービス立ち上げの準備をしている
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料金は月額9.99ドル
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配信する曲目は他のサービスと比べて競争力がある内容
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各レーベルと最終調整中
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サービスはこの夏の遅い時期、または、秋の早い時期に開始
専用のプレーヤーアプリが提供されるかどうかや、Apple MusicやGoogle Play Musicのようにローカルのライブラリーをクラウドにアップロードできるのかについては言及されていません。
Amazon Echoに光が当たるのかも
AmazonにはEchoという家庭用スピーカーの製品があります。
このように音声操作で音楽の再生ができます。
現状でもSpotifyやPandoraのライブラリーを音声操作だけで利用できるのですが、Amazon自前のサービスとしては曲数の少ないAmazon Prime MusicやユーザーがAmazonでダウンロード購入した音楽ファイルが再生できるだけなので、Amazonとしてはちょっと物足りない感じだったのでしょう。
今回報道された音楽配信サービスが実現すれば当然Echoでもサポートされるでしょうし、もしかしたら独自の機能が追加されるかもしれず、Echoユーザーにとっては楽しみなことです。
ただし、Amazon Echoが日本で公式に売られる気配は全くありません。
当分は様子見で良い模様
報道の内容からはAmazonの新しい音楽配信サービスがApple MusicやGoogle Play Musicに対して特別に優れていることは無いように思います。
Amazon Echoとの連携が唯一の望みですが、Echoは日本では発売されていませんし、ということはもしかしたらこの配信サービスは日本では当分の間提供されないんじゃないかとも思います。
差し当たりApple MusicとGoogle Play Musicに大きな不満はありませんので、Amazonのサービスが正式に始まって評価が定まってからゆっくり判断すれば良いと思います。
以上、Amazonが定額制音楽配信サービスを始めるらしいという報道についてでした。