BOSE QuietComfort 35 II。毎日バカみたいに長時間使っています。
加湿器轟く12月でもほぼ無音の環境で作業し、生活できますよ。
BOSE QuietComfort 35 IIの良いところ
ノイズキャンセリングヘッドフォンをまとまった期間使うのは、以前レビューしたBOSE QuietControl 30以来です。
QuietControl 30はネックバンドタイプのイヤフォンでしたが、今回のQuietComfort 35 IIのように長時間装着したまま生活しようとは考えませんでした。
やはり耳に異物が入っている状態で長時間過ごすのには抵抗感があったということでしょうか。
さて、QuietComfort 35 IIですが、見た目は大げさなオーバーイヤーヘッドフォンですが、装着感は意外に軽く、驚くほど負担を感じません。
どのくらい負担がないかというと、朝起きてシャワーを浴びたあと、お茶を淹れる前に装着して音楽を聞き始め、午前の作業中はずっと装着しつづけ、昼食のために外出する行き帰りも着けていて(食事中は外しますが)、午後もずっとそのまま。
で、夕食のあとも装着したまま読書などをして、寝る前にやっと外すという感じ。
誰かと話す必要がなければ、だいたい1日8~10時間くらい使っています。
この使い方でバッテリーはぎりぎり2日持ちます。
それくらい惚れ込んでいるQuietComfort 35 IIですが、いったい何がそんなに良いのでしょうか。
作業への集中度がおそろしく高まる
ペアガラスの窓を閉め切った鉄筋コンクリートのマンションの中でも、じつはいろいろとうるさい音が聞こえています。
たとえば、窓の外からは道路を走る車の発する「ゴーッ」という音が聞こえてくるのがわかります。
また、洗面所の天井で回っている24時間換気のファンの音もバカにできません。
それから、空気の乾燥が激しい冬場には、空気清浄機の加湿機能を使いますが、加湿機能をオンにするとファンが勢いよく回るので、けっこう気になる音量でファンノイズが聞こえます。
洗濯乾燥機や食洗器も回っているとかなりの轟音です。
PCや家庭用ゲーム機のファンノイズだって気になる場合があります。
こうした余計な音も、QuietComfort 35 IIのノイズキャンセリングをオンにすると、わずかなホワイトノイズと引き換えに、すっきりきれいに消えてくれます。
小さな音で音楽でも流せば、作業や読書への集中度は高まりまくり。時がたつのを忘れます。
家の外が別世界
ノイズキャンセリングの効用は作業効率の向上だけではありません。
QuietComfort 35 IIを装着したまま外に出ると、周りの風景が昨日までとは全く違って見えます。
それは、例えるなら、お正月の都心のようなイメージ。
外界の音がほとんど聞こえなくなるので、通りのお店の多くが閉店して、人通りも少ない、静かな都会にいるような気分になれます。
これは旧モデルのCMですが、大げさじゃなくこんな感じです。新鮮。
在宅中にRoombaを動かせる
お掃除ロボットのRoombaですが、動作中はかなり派手なメカノイズを出して動き回ります。
同じ部屋にはいられないくらい。少なくともテレビや音楽を楽しめるようなレベルではありません。
しかし、QuietComfort 35 IIを装着していると、Roombaの動作音も我慢できる程度にまで抑えられます。
Roombaレベルの騒音となると、さすがに無音とはいきませんが、ヘッドフォンからの小音量の音声がちゃんと聞こえるくらいにはノイズを抑制できるので、在宅中にもRoombaを動かせるようになります。
作業環境と生活環境の改善におすすめ
このように、QuietComfort 35 IIの装着感の良さとノイズキャンセリング性能の高さは、作業への集中を高め、生活環境から雑音の大半を取り除いてくれます。
QuietComfortはなかなかお高いヘッドフォンですが、仕事中にヘッドフォンを装着できる環境にある方なら、きっとアウトプットの質や量にプラスの影響があると思いますし、それが収入増につながれば、わりとすんなり投資を回収できるんではないかと思います。
仕事中には使えないという場合でも、読書が捗ったり、外出時の騒音をシャットアウトできたり、部屋をきれいに保てたりという、ちょっと見逃せないメリットがいくつもあります。
思い返してみると、QuietComfort 35 IIは今年買ったものの中でいちばん生活を変えてくれたかもしれない。もっと早く買っておけばよかった。そんな一品です。
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