Surface 3のWi-Fiモデルが国内でも発売されました。やっとか。
たいへん喜ばしいことですが、Wi-Fiモデルを買う場合に注意すべきことがあります。
Surface 3のWi-Fiモデルが10月9日から発売!
Surface 3のWi-Fiモデルが10月9日(金曜日)から発売されています。
Microsoft 「Surface 3 Wi-Fi モデルを 10 月 9 日 (金) より発売」
https://news.microsoft.com/ja-jp/2015/10/08/151008-surface-3-wi-fi/
価格はメモリとストレージのサイズが同じLTEモデルに対してそれぞれ1万800円安く設定されています。
Microsoftの日本語のサイトにはWi-Fiモデルのちゃんとした仕様表が見当たらないのですが、英語サイトの内容も合わせて見ると、既存のLTEモデルとは次のような違いがある模様です。
- Micro-SIMスロットがない
これは当たり前ですね。 -
GPS/Assisted GPS/GLONASSに非対応
LTEのデバイスが削除された影響でGPS関連の機能がまるごと非対応になっています。
GPSからの位置情報が取れなくなるので、地図アプリを使ってナビゲーション的に使うことが事実上できなくなると思われます。 -
重さが19グラム軽い
Wi-Fiモデルの重さは約622グラム。LTEモデルは約641グラムです。 -
最初からWindows 10がインストールされている
LTEモデルには64ビット版のWindows 8.1がプリインストールされていましたが、Wi-Fiモデルには最初から64ビット版のWindows 10がインストールされています。
なお、LTEモデルのWindows 8.1は無料でWindows 10にアップグレードできます。
1と2は下記英語サイトから
Microsoft 「Surface 3」(英語)
3と4は下記日本語サイトから
Microsoft Store 「Surface 3」(日本語)
一部は英語サイトからの情報ですので日本で販売されるものは仕様が違う可能性もありますが、タブレットとして活用することを考えている場合は、購入前にGPS周りの仕様を確認されるのが良いと思います。
カーナビとかGoogleマップで使いたかったのにまともに使えないということになりかねないので。
ようやくWi-Fiモデルが追加されました
さて、Surface 3の国内版発表当初から熱望していたWi-Fiモデルがようやく発売されました。
私、Surface 3の国内発表当時に次のような記事をアップしておりまして。
LTEモデルしか発売しない理由の説明にぜんぜん納得していませんでした。
それで人々のSurface 3に対する熱が冷めてSurface Pro 4に注目が集まっているタイミングでWi-Fiモデル投入とか何やってんのというのが今の気持ちです。
とはいえ、遅ればせながらWi-Fiモデルが追加されたことは良かったと思います。
Surface 3用にLTEの回線を一つ維持するのは、MVNOの安いSIMが使えるとはいえそれなりの負担になりますので、最初からLTEでの運用を考えないユーザーも多いと思います。
これまでそういうユーザーは不要なLTE機能分が価格に上乗せされたモデルを買うしかなかったわけで、それが改善されるのは良きことです。
上にも書きましたが、Wi-FiモデルではGPS関連のデバイスが搭載されていない可能性が高いので、位置情報を利用する地図やナビゲーション等のアプリを使おうとされている場合は、事前にGPS機能の有無をよく確認されることをおすすめします。
以上、Surface 3にようやくWi-Fiモデルが追加された話でした。