DJI Osmo ActionとGoPro HERO7 Blackのどちらを買うべきか?

周辺機器

DJIから初のアクションカメラ「DJI Osmo Action」が発売されました。

スペックではGoPro HERO7 Blackに対抗する製品ということになりますが、果たしてどちらを買うのがいいのでしょうか?


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DJI Osmo Actionの概要

DJI Osmo Actionの主な仕様は次のとおりです。
GoPro HERO7 Blackの仕様と並べてみます。

DJI Osmo ActionGoPro HERO7 Black
センサー1/2.3インチCMOS1/2.3インチCMOS
ISO感度100〜3200100〜6400
シャッター速度120〜1/8000秒30〜1/2000秒
最大静止画サイズ4000×3000ピクセル4000×3000ピクセル
最大動画サイズ4K60fps(16:9)、4K30fps(4:3)4K60fps(16:9)、4K30fps(4:3)
動画機能スローモーション、タイムラプス、HDRスローモーション、タイムラプス
ディスプレイ背面:2.25インチ、640 x 360ピクセル
前面:1.4インチ、300ppi
背面:約50mm(1.97インチ・実測)
前面:約22mm(8.7インチ・実測)、モノクロ
手ぶれ補正電子式電子式
バッテリー取り外し可能取り外し可能
メモリーカードmicroSD(最大256GB)microSD(最大256GB)
サイズ・重さ65 x 42 x 35mm・124g62.3 x 44.9 x 33mm・116g
付属品バッテリー、バッテリーケース、カメラフレーム
接着式フラットマウント、接着式カーブマウント
クイックリリースベース、ケーブル、止めねじ
バッテリー、マウント用フレーム、粘着性ベースマウント
マウント用バックル、USB-Cケーブル、サムスクリュー

カメラの性能としては、最大ISO感度はGoProが高く、シャッタースピードはDJIが自由度が高いようです。(どちらも最高値で実用性があるかはさておき、です)

DJIはHDR動画を撮影できます。(ただし、4Kの場合はフレームレートが最大30fpsに制限されます)

DJIは前面ディスプレイにも映像を表示できるので自撮りのフレーミングが容易になります。ただし、前面ディスプレイは正方形なので左右端の確認はできません。

バッテリーはともに交換式。

付属品はほぼ同等です。DJIのケースは既存のGoPro用の各種マウントに対応する形状なので、マウントに困ることはないでしょう。

仕様表にはありませんが、DJIは今後オプションのマイクアダプターを発売する予定とのことです。(GoProのマイクアダプターはすでに販売されています)


DJI Osmo ActionとGoPro HERO7 Blackのどちらを買うか?

さて、これから買うとしたらDJIとGoProのどちらを買うのがいいのでしょうか?

結論から言うと、今すぐ買うなら無難にGoProを選んでおくのがいいと思います。←(追記)と最初は思いましたが、手ぶれ補正機能を重視するならすぐにOsmo Actionを買ってもいいかもしれません。理由はすぐ下の動画。

理由は次のとおりです。

  • DJIの電子手ぶれ補正の実力が未知数
    DJIはドローンや手持ちのジンバルに実績がありますが、電子式手ぶれ補正の実力はまだわかりません。
    公式の動画ではたいへん素晴らしい映像が撮れていますが、たとえば手持ちで自撮りしながら歩いたときにどんな映像が撮れるかはこれからアーリーアダプターの方々の動画を見て知ることになるでしょう。
    対するGoPro HERO7 Blackの手ぶれ補正は非常に強力であることがわかっています。
    (追記)こちらの動画によるとOsmo Actionの手ぶれ補正はめちゃくちゃ高性能なようです。手ぶれ補正重視ならすぐ買っちゃってもいいかも。時間がない方は0:27秒付近から見られるといいです。

  • マイクアダプターの有無
    前述のとおりOsmo Actionのマイクアダプターはまだありません。
    アクションカメラの最大の課題は内蔵マイクの音質で、それなりの音を録るために外部マイクが欲しいシーンが必ずあります。
    GoProならすぐにマイクアダプターが手に入ります。
  • サードパーティ製品の充実度
    GoProはサードパーティによる関連商品が膨大で、それらに助けられることが非常に多いです。
    前出のマイクアダプターにしても、単体では使い勝手がイマイチなところ、サードパーティからマイクアダプターを収納できるケースが発売されたことで、あっさり問題が解決しました。

    Ulanzi GoPro Hero 5/6/7 マイクアダプターホルダー(Amazon)
    もっと身近なところでは、互換バッテリーやその充電ケースも安価で便利なものがたくさんあります。

    TELESIN GoPro Hero 7/6/5 充電器+バッテリー(Amazon)

DJI Osmo Actionの自撮りに便利な前面ディスプレイは魅力的ではありますが、アクションカメラは画角がとても広いので、細かなフレーミングに拘らなければ撮影中に画面が見えなくても大きな問題にはなりません。

というわけで、必要なオプションが発売され、多くのユーザーの作例がネット上に出てくるまでは、GoPro HERO7 Blackを選ぶのがいいんじゃないでしょうか、という話でした。


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