ディスプレイを折りたためるThinkPadはどう使えるのか？

Lenovoから二つに折りたためるThinkPadが発表されました。

発売は来年だそうですがいったいどんなふうに使えるのか今すぐにでも確認したい。

とても使えそうな予感がします。

Lenovoから折りたためるThinkPadが発表される

TwitterでフォローしているLenovoアカウントの様子から何かのイベントが行われているのは知っていたのですが、突然こんなツイートが流れてきて驚きました。

The future is foldable. New ThinkPad coming in 2020. #LenovoAccelerate

Learn More: https://t.co/tla1vcCqCV pic.twitter.com/KMdE9hc959

— Lenovo (@Lenovo) 2019年5月13日

世界初のディスプレイごと折りたためるPC。これはヤバいです。

早速詳しいことを調べ始めましたが、公開されている情報は限られているようです。

主な仕様は次のとおりです。

対象とするユーザーは、出張の多いビジネスマン、ビジネス・エグゼクティブ、そして、ガジェット好きな人々だそうです。

来年発売の製品なのでCPUやGPUの型番を明らかにしないのはまあ納得です。

OSも隠されていますが、CPUがARM製ではなくIntel製ということなら、ちゃんとフル機能で動くものになると見込めます。

RAMやストレージの構成も製品化の頃にはっきりしてくれれば問題ありません。

肝心のディスプレイはアスペクト比4:3の13.3インチサイズ。タッチ操作とペン入力に対応しています。LG製です。

解像度は「2K」とされているので、2048 x 1536ピクセル や 1920 x 1440ピクセル あたりの解像度になりそうです。

また、画面サイズを計算すると、開いた状態でおよそ270 x 202mmほどになります。

上下2画面に分割した状態での1画面分のサイズはおよそ9.7インチ、アスペクト比3:2となります。

9.7インチといえば（アスペクト比の違いはありますが）普通サイズのiPadと同じなので、片面だけでもそれなりの表示領域があることがわかりますね。

カメラはWindows Helloによる顔認証サインインに対応。

サイズは不明ですが、重さはおよそ900gで13.3インチモデルとしては軽めです。

専用の超薄型Bluetoothキーボードのモックアップも展示されていたようで、がっつり文字入力したいようなシーンにも対応できる製品になりそうです。

実際の使用イメージは？

公式の案内にはユースケースの例が紹介されています。ざっとこんな感じです。

• 朝起きたらベッドの中からブック状態でSNSをチェック
• キッチンでは展開してスタンドで立てた状態でハンズフリーでニュースサイトを巡回
• バスや電車ではラップトップ状態でメールをチェック
• オフィスではドックに接続してマルチモニターで仕事
• 会議ではタブレット状態でペン入力を使ってメモ
• 午後はスタンドで立てた状態で物理キーボードを使ってメールを作成
• 帰宅後は展開状態でストリーミングを鑑賞
• ベッドに入ったらブック状態で読書を楽しむ

スマホでやればいいようなことも含まれていますが、やりようによってはこれ一台で1日の仕事もプライベートもまるっと賄えますよ、ということですね。

しかし、いろんなことを一台で済ませられることよりも、ディスプレイごと二つ折りにできることで持ち運びが楽になるメリットの方が重要なのではないかと思います。

13インチクラスのラップトップを持ち歩こうとすると大きめのバッグでなければ入りきらなかったりするのですが、この機種ならほぼ半分のサイズのバッグに収めることができます。

移動中に軽く作業したいときには9.7インチ画面＋ソフトウェアキーボードで済ませ、ちゃんと作業できる場所に着いたら（どうやら付属しそうな）極薄のBluetoothキーボードでバリバリ作業する。状況に応じて画面のサイズを変えられるのは便利そうです。

今から来年の発売が楽しみです。でもその前に今月のComputexあたりで実物展示されないかな？

リンク： Lenovo Unveils Preview of the World’s First Foldable PC in ThinkPad X1 Family（Lenovo）