【容量無制限】Bic CLOUDよりDropbox PlusやOneDriveがおすすめな理由

スポンサーリンク
Bic CLOUD - 1 インターネット/Webサービス
記事内に広告が含まれています。

ビックカメラが容量無制限のクラウドストレージサービスを始めたそうですが、使い方が限定されるようです。

PCユーザーはDropbox PlusやOneDriveを使う方が何かと便利だと思います。


スポンサーリンク

ビックカメラのクラウドストレージ「Bic CLOUD」

あの家電量販店ビックカメラの名前がついたクラウドストレージサービス「Bic CLOUD」。

Bic CLOUD - 1

月額550円で容量の制限なくアップロードできるといいます。

既存のクラウドストレージサービスは容量1TBや2TBの制限があり、料金もどんなに安くても月額880円は掛かるので、Bic CLOUDの条件は破格に見えます。

Bic CLOUDの特長は次のとおり。

  • スマホ(iOS、Android)とブラウザーに対応
    Bic CLOUDは主にスマホとタブレットで使うためのサービスです。
    スマホ等に保存した写真、動画、連絡先は専用アプリが自動的にクラウドにアップロードしてくれます。

  • 容量無制限(スマホアプリの場合)
    iOSとAndroidの専用アプリからならアップロードの容量に制限はありません。
    前出のバックアップ対象データ(写真、動画、連絡先)なら無限にバックアップしてくれることになっています。

  • バックエンドはGCP(Google Cloud Platform)
    Bic CLOUDの運営はビックカメラ本体ではなく別の会社が行っていますが、システムはGoogleのクラウドサービス上に構築されているので、大元の基盤には安心感があります。

オンラインでの申込みのほか、ビックカメラ、コジマ、ソフマップの店頭で申し込むこともできます。

また、ドコモ、au、ソフトバンクのキャリア決済に対応しているので、クレジットカードなしでも利用できます。(クレジットカード決済にも対応しています)


PCでの利用も可能だが…

しかし、少し調べてみると、それほどうまい話ばかりではなさそうなことがわかります。

冒頭の画像にもあるとおり、Bic CLOUDは「PC対応」とされています。Webブラウザーからデータをアップロードしたり、アップロード済みのデータをブラウザー経由でダウンロードできるということです。

しかし、既存のクラウドストレージサービス(Dropbox、iCloud、OneDrive、Google Driveなど)のような、PC(Windows/Mac)向けのクライアントアプリはないので、特定のフォルダーのデータを自動的にクラウドと同期しつづけるような使い方はできません。

また、PCからのアップロードには容量100GBの上限があり、また、1アップロードあたりの容量も2GBに制限されています。

PCで全く利用できないわけではないものの、既存のサービスと比べると大きく見劣りする内容になっています。


PCユーザーは予算を少し追加した既存のサービスを使うのがおすすめ

Bic CLOUDはスマホ等からならアップロードの容量が無制限であることが特長のひとつですが、PCでの利用条件から推察するかぎり、実際には数百GB/ユーザーくらいまでを想定したサービスだと思われます。

いま売られているiPhoneの最上位モデル(iPhone 12 Pro Max)でストレージを特盛にしても512GBです。Galaxy S21 Ultraも同じ512GB。

iPad Proでも最大1TBです。

つまり、内蔵ストレージいっぱいまで写真や動画を撮りまくっても1TBを超えることはありません。

Bic CLOUDは1つのアカウントで3台の機器を利用できることになっているので、3つ合わせて3TBということです。

でも、こんな使い方する人っていないでしょう。

PCから自由にファイルをアップロードできない以上、容量無制限は絵に描いた餅です。

であれば、ちゃんとPCに対応した既存のクラウドストレージを使うのが、少なくともPCユーザーにとってはリーズナブルなはずです。

きっともうすぐDropbox Plusのセールも来ますし、GalaxyユーザーならOneDrive(Microsoft 365 Personal)もいいでしょう。

そちらを選ぶのがハッピーだと思います。

リンク:Bic CLOUD
リンク:Dropbox Plus 3年版(ソースネクスト)icon
リンク:Microsoft 365 Personal(マイクロソフトストア)icon


タイトルとURLをコピーしました