おろし金型Mac ProにそっくりなPCケース「Dune Pro」のクラウドファンディングが始まりました。
思ってたよりずっと安いです。買おう。
新型Mac ProにそっくりなPCケース「Dune Pro」の話
まず、本物のMac Proがこちら。
いつものジョナサン・アイヴさんのナレーションで紹介されているわけですが、先代の円筒形デザインから打って変わって、拡張性を強調したデザインになりました。
さて、今回の話題はこのMac Proにそっくりな「Dune Pro」。こちらです。
ステンレスのフレームがそのままハンドルと脚になっています。エンクロージャー部分はアルミ製。
中身の詰まったPCケースって重いのに手がかりがなくてちょっと動かすのにも苦労しますが、Dune Proにはごっついハンドルがあるので安心です。
対応するマザーボードとしてATXのほかにE-ATXやEEBもリストされているので、普通のマザーボードならまず大丈夫。
グラフィックスカードはHDDエンクロージャーを取り付けた状態で最長250mm、HDDエンクロージャーを取り外せば380mmのものまで取り付けられます。
2.5インチドライブを固定できる場所が5箇所もあるので、HDDエンクロージャーは使わずに済ませることもできそうですね。
電源ユニットのスペースもHDDエンクロージャーの有無で変わり、エンクロージャーありなら200mm、なしなら320mm確保されています。ケースの底にあるので電源ケーブルの取り回しがしやすいです。
ケースの天面にはUSB Type-Cポートが2つ用意されていて、マザーボードのUSB Type-Eポートや20ピンのヘッダーから接続可能。
こういった調子で、まあ最近のPCケースとしては普通の機能・性能に、Mac Pro風のデザインを与えたという感じの商品です。
Dune Proのプロトタイプで実際にPCを組んでみる映像
それで、上に貼った公式の紹介映像だけでは質感や使い勝手などが十分にわからないので、実際にDune ProでPCを一台組んでみた映像を見てみましょう。
CPUにRyzen Threadripper 2990WX、GPUはGeForce RTX2080 Ti、RAMは64GB、SSDは2TB。さらに「Proって言うからにはサウンドカードも入れないとな」ということでSoundBlaster AE-9も投入しています。電源はなんと1600W。
ケースの中がケーブルでぐっちゃぐっちゃになっていますが、ケーブル直付けじゃないタイプの電源を使えばもう少しマシになるでしょう。
途中トラブってちゃんと起動するまで正味3時間くらい掛かってるのですが、完成したPCはわりといい感じで、正面からはケースファンのLEDライトもちゃんと見えます。
Dune ProはIndiegogoで出資を受付中
Dune Proは現在、Indiegogoでクラウドファンディングによる出資を受付中で、すでに目標金額を突破しています。
リンク:Dune Pro: PC Case(Indiegogo)
お値段はおろし金なしの基本構成で199ドル、オプションのおろし金付きが279ドル。どちらも日本への送料35ドルが加わって、234〜314ドル(約2万5,500〜3万4,300円@109円/ドル)です。
通関で消費税が6%ほど掛かると見込まれるので、総費用はだいたい2万7,000〜3万6,500円くらいと思っておけばいいでしょう。
この記事を書いている時点では2020年1月に出荷予定ということですが、このまま出資が増え続ければより遅くなることもありうると思います。
Windows派だけどMac Pro風のデザインで一台組んでみたいという方は出資してみると楽しそうです。
リンク:Dune Pro: PC Case(Indiegogo)