Windows 10の標準ブラウザー「Edge」がiOSでも使えるようになります。
数量限定でテスト公開されているEdge for iOSの機能をまとめた動画を見てみましょう。
Edge for iOSの機能紹介ビデオ
On MSFTのこちらのビデオです。
使われているiPhoneが汚すぎますが、Windows系のサイトで作られた動画なので気にしないことにします。
さて、本題のEdge for iOSですが、OneNote・OneDrive・Bing・Cortanaなどと同じように、Windows系OS以外でも利用できるMicrosoft製アプリとなっています。
アイコンはWindows 10のPCでおなじみの「e」マーク。
プレビュー版をインストールするためにはこちらの特設サイトからApple IDを登録する必要があります。
登録してしばらくするとiPhoneのTestFlightアプリ上にEdge for iOSが現れるという段取りです。
上のリンク先によると、Edge for iOSの特長は次のとおりです。
- PCとモバイル機器の間でシームレスにブラウズできる
一方で読みかけの記事を他方に通知して続きを読めるとか、ウェブサイトのパスワードやお気に入りを同期することができます。 -
Hub Viewで情報の整理が簡単にできる
Hub Viewでお気に入り・リーディングリスト・履歴・ブックを統合管理できます。
また、Reading Viewではウェブサイト上の主要なコンテンツを読みやすくレイアウトします。 -
その他にもいろいろ便利になる
QRコードリーダーが内蔵されてQRコードからサイトへアクセスしやすくなったり、音声で検索できるようになったり、プライベートモード(履歴やCookieを残さずにウェブサイトを閲覧する機能)が使えるようになったりします。
動画に話を戻すと、Edge for iOSの新規タブを開くと、上から順に検索バー、よくアクセスするサイトへのリンク、最新のニュースが表示されると紹介されています。
描画速度は期待通りの速さ。ページの行き来の操作はWindowsのEdgeと同じだそうです。
プライベートモードでは暗いテーマに切り替わるので、どのモードで使っているかをひと目で識別できます。
前出のHub Viewへのアクセスはアドレスバーの右端にある星型のようなボタンから行います。
なお、ブック機能は現時点では利用できない模様です。
画面の下端の中央には「Continue to PC」ボタンがあり、現在表示中のウェブサイトをPC上のEdgeブラウザーに表示することができます。
動画はここまで。
Windows 10のEdgeブラウザーは足りないところがいろいろありますが、その一つはモバイルデバイスとの連携機能です。
読みかけのページの続きを別のデバイスで読んだり、ウェブサイトのパスワードをデバイス間で共有したりしようとすると、Chromeなどのサードパーティ製ブラウザーに頼るほかありませんでした。
Edge for iOSの登場で遅ればせながら似たような機能を実現できるわけで、なるべく標準アプリを使いたい勢(私もその一人です)には朗報です。
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