2ヶ月ほど前にLogicool MX Keysという最新キーボードを手に入れて使っているのですが、こいつをiPadとペアリングして新たな発見がありました。
サードパーティのキーボードなのに「英数」と「かな」が使えます。
Logicool MX Keys と iPad の組み合わせで英数キーとかなキーが使える
Logicool MX KeysはLogicoolから発売されているハイエンドキーボードで、Windows、Mac、Linux、iOS、Androidへの対応を正式に謳ったわりと珍しい特徴を持っています。
当サイトではこちらの記事でレビューしています。
現在もWindowsをインストールしたデスクトップPCで主に利用していますが、見た目がカッコいい上に機能や打鍵感にも全く不満なく、たいへん満足して使っています。
で、昨日記事にしたように、最近iPad Proへの興味が復活している関係で、このMX Keysを手持ちのiPad Pro 11インチモデルに接続して遊んでおりましたが、その中で大変なことに気づいてしまいました。
それはMX Keysの「英数」「かな」キーはiPad Proで日本語入力のオフ/オンとしてちゃんと機能するということです。
iOS/iPadOSでは社外キーボードに制限がある
iOS/iPadOS機器(以下、「iOS機器」とします)を外部キーボードでお使いの方はよくご存知だと思いますが、iOS機器ではApple製以外のキーボードは日本語配列のものであってもすべて英語配列のキーボードとして認識されるようです。
具体的には各種記号を入力しようとするとき、キートップのプリントと入力される文字が違ったりするということです。
おそらくこの仕様を踏まえたためでしょう、MX Keys(日本語配列版)のキートップには日本語キーボードとして認識された場合と英語キーボードとして認識された場合の2種類の記号がプリントされています。
また、Logicoolなどのサードパーティから発売されているiOS機器用のキーボード(たとえば、Logicool Slim Folio Proなど)はすべて英語配列になっており、日本語配列固有のキーはそもそも用意されていません。
「日本語配列固有のキー」には「英数」「かな」キーも含まれます。(Windowsのキーボードの「無変換」「変換」キーの場所にあるやつです)
日本語キーボードユーザーとしてはちょっと残念なiOS/iPadOSの仕様なのです。
なお、Apple製のキーボード(Smart Keyboard、Smart Keyboard Folio、Magic Keyboard)には日本語配列のものがあり、それらはiOS機器でもちゃんと日本語キーボードとして機能します。
Logicool MX Keys の iPadOS での動作
というわけで、今回の発見はLogicool MX Keysにある「英数」キーと「かな」キーが、iOS機器に接続したときに日本語入力のオフ/オンとして機能するということなのですが、その他の動作も含めてまとめると次のようになります。
- 「英数」「かな」が日本語入力のオフ/オンとして機能する
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各種記号は英語配列のものが入力される
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機能キーのうち、ウィンドウの最小化キー以外は刻印どおりに機能する
「英数」「かな」が機能しつつ各種記号が英語配列準拠、というのはこれまで経験がない組み合わせなので、使い始めはなかなか慣れなかったのですが、しつこく使っているとだんだん快適になってきました。
なお、iOS/iPadOSにある「Caps Lockを使用して言語を切り替え」も機能するので、これまでどおり一般的な英語配列キーボードのつもりで使うことも可能です。
そんなわけで、MX Keysの新たな魅力に今さら気付いてしまったという話でした。
iOS機器用にキーボードを探している方は候補に加えてみてはいかがでしょうか?