しばらく旅行に出ておりまして、その間やむなく更新をお休みしておりました。m(_ _)m
旅行の様子をGoPro HERO7 Blackで撮影していたのですが、今回は撮影したデータを旅行中どうやって保管するかの話です。
iPadOSでの注意点なども。
撮影した素材の保管について
旅行中は常にカメラを携帯して、気になるもの・面白そうなものは片っ端から撮影するということをしていました。
先述のGoPro HERO7 Blackをメインカメラとして、コンデジ1台とiPhone XRをサブカメラとして利用しました。
撮影容量は天気や行動パターンにより変化しますが、帰宅後に集計してみると1日でおおよそ50GBから90GBの間。10日分の総容量は700GBほどと、なかなかのボリュームです。
700GBものデータをバックアップなしで持ち歩くわけにはいきません。
撮影したデータはどうやって保管する?
さて、このように比較的容量多めの撮影済みデータをどうやって保管するかというのは、出発前にしっかり考えておかないと現地でたいへんな思いをすることになります。
メモリーカードは国内ならコンビニなどで売られていることもあり、旅行先での入手そのものはそれほど難しくありませんが、そうした場所では価格がとっても高いので、足りない分をどんどん買い足すのは抵抗感があります。
また、メモリーカードは静電気や水濡れで破損することもあるわけで、一度きりしか撮影できない旅行先の思い出は安全な場所に保管したいとも思います。
というわけで、今回私は次のように対応しました。
- メモリーカードはあるだけ持っていく
128GB x 4枚、64GB x 4枚、32GB x 4枚の計約900GB分を持っていきました。 -
バックアップ用HDDを持っていく
メモリーカードをセットしてボタンを押すだけでバックアップできるDJI CoPilot BOSSというポータブルHDDを持っていきました。 -
iPad Proを持っていく
iPad Pro 1TBモデルのストレージをほぼ空っぽにして持っていきました。
1日分の撮影はメモリーカード2枚(GoPro 1枚+コンデジ 1枚)に収まるので、それらを毎晩HDDとiPad Proにバックアップし、メモリーカードはフォーマットして使い回すという運用になりました。
データは漏れなくバックアップする
撮影したデータをバックアップするとき、撮影済みの動画ファイル(GoProや私のコンデジではMP4ファイル)だけを保存するのではなく、その他もろもろのファイルもまとめて保存することが肝心です。
話はすこし逸れますが、今回GoProでの撮影はすべてGoPro本体の手ぶれ補正機能をオフの状態で行いました。帰宅後の後処理でPCを使って手ぶれ補正する計画だったためです。
後処理についてここでは詳細を割愛しますが、ReelSteadyというソフトウェアの超強力な手ぶれ補正機能を利用します。
リンク:ReelSteady
で、このReelSteadyの手ぶれ補正処理はGoProが撮影時に生成するメタファイルを用いて行われるため、バックアップは動画ファイル本体だけでなくその他すべてのファイルを含めて行わなければならないということです。
DJI CoPilot BOSSはメモリーカードをセットするとその中身を丸ごとバックアップしてくれるので心配ありません。
iPad Proについては、現行のiOSでは「写真」アプリによる動画ファイル本体のみの取り込みしかできないので、外部ストレージを利用できるiPadOSのパブリックベータ版を利用しました。
iPadOSなら「ファイル」アプリを使ってメモリーカード内のファイルすべてをコピーすることができます。
というわけで、撮影データのバックアップは漏れなく行うことが大切なのです。
iPadOSのフォルダーコピーは使い方にコツがある
iPadOSなら「ファイル」アプリでコピーできると書きましたが、実際にパブリックベータ版を利用してみると、使いこなしにコツがあることがわかりました。
それは、同時にたくさんのフォルダーをコピーさせようとすると失敗するので、いちどにコピーするフォルダー数は控えめにするということです。
具体的には、同時に5つ以上のフォルダーをコピーしようとすると失敗します。
GoProの場合、メモリーカードのルートに「DCIM」というフォルダーが作られ、その中に「100GOPRO」「101GOPRO」…のようにフォルダーが並ぶのですが、「1XXGOPRO」フォルダーが5つ以上ある状態で「DCIM」フォルダーをコピーしようとすると失敗します。
そういうときは、「1XXGOPRO」フォルダーを個別に最大4つまでコピーして、それが終わってから続きのフォルダーをコピーするようにしなければなりません。
階層化されたフォルダーをまとめてコピーするような操作はPC/Macではできて当たり前なので、iPadOSの正式リリースまでにはぜひとも修正してほしいところですが、ともかく現状はうまく動きませんので注意が必要です。
というわけで、撮影データのバックアップにiPadを使うときの注意などでした。