ずっと前にアメリカのMicrosoft Storeから個人輸入したWindowsタブレット「HP Stream 7 Signature Edition」というものを持っています。
Atomプロセッサー、メモリー1GB、ストレージ32GBという、Windows 10も動かない低スペックですが、再利用方法を思いつきました。
古いWinタブを旅行中のメディアのバックアップに利用する方法について。
HP Stream 7をメモリーカードリーダーとポータブルHDDの仲介役にする
こちらが問題のHP Stream 7です。
アメリカのMicrosoft Storeで約100ドルで売られていたのを個人輸入したものですが、Windows 10が正式リリースされる前のTechnical Previewをインストールしたところ、正式版リリース後に起動しなくなって、そのまま放置していたのでした。
週末に押入れを整理していて発見し、いろいろ手をつくして復活させました。
で、ちょうど直近の課題として、旅行中に撮影した大量の写真や動画をどう保存しようかと考えていたところだったので、この再生Stream 7を活用することにしました。
なお、写真や動画の保存については、つい先日こちらの記事を公開しましたが、実際に使ってみると問題があったため、現在はStream 7を使う方法に移行しています。
撮影した写真や動画はHDDに退避させたい
旅行中に写真や動画を取りまくる予定で、特に動画はGoPro HERO5 Sessionを使って、活動中はほぼ回しっぱなしのようにしたいのですが、全部をメモリーカードで賄おうとすると大量のメモリーカードが必要になります。
しかし、旅行のためだけにmicro SDカードを10枚も20枚も買って持っていくことはできないので、毎日の撮影が終わったらmicro SDカードからポータブルHDDにファイルを移動させて、メモリーカードは再利用したいのです。
そのためにStream 7を使おうという作戦です。
必要なものはUSBハブ、ポータブルHDD、メモリーカードリーダー
さて、Stream 7のインターフェースはこのmicro USBポート一つきりです。
充電もここから行いますし、周辺機器もここに接続するしかありません。
無線通信は可能ですが、今回の目的には使えません。
というわけで、このmicro USBポートにメモリーカードリーダーとポータブルHDDを接続し、両者の間でファイルをコピーすることになります。
試しに手持ちのUSBハブを介してポータブルHDDを接続したところ、電力不足でまともに動きません。
このため、セルフパワーで動作し、なおかつ、持ち運びが苦にならないコンパクトなUSBハブを用意しました。
iBuffaloのBSH4AUM01というモデルです。
この機種を選んだのは、電源が5V入力なので、モバイルバッテリーで駆動できる見込みがあるためです。
とても古いモデルで、手に入れるのに苦労しました。
ポータブルHDDは以前から手元にあったCenturyのケースに1TBのHDDドライブを仕込んだものです。
メモリーカードリーダーは100円ショップ「Seria」で買ってきたこれを使います。
最後に、USBハブにモバイルバッテリーから給電するためのケーブル(USB-A to DC)を秋葉原で買ってきました。
これです。
DC側のコネクターは外形3.5mm/内径1.35mmです。これと外形3.4mm/内径1.3mmのものの2つを買ってきてどちらも使えているのですが、USBハブに付属のACアダプターと同程度の感触で接続できる3.5mm/1.35mmタイプの方を使うことにします。
接続はやや煩雑だけど、PCを持っていくよりはずっとまし
以上のアイテムを接続するとこうなります。
Stream 7とハブの接続は、USB OTG対応のmicro USB(オス)- USB Type-A(メス)のアダプターを介しています。(アダプターはハブに同梱されています)
モバイルバッテリーの電源を入れると、USBハブ経由でHDDにも電力が供給されているようで、問題なく動作しています。
メモリーカードからHDDへのファイルコピーも正常に行えるので、夏の旅行はこのセットで乗り切りたいと思います。
大量撮影旅行のお供として、カードリーダー付きのポータブルHDDや、Wi-Fi機能付きのポータブルHDDを持っていく手もあるにはあります。
私もお金がたくさんあればそうしたアイテムに飛びつきたいところですが、今回は手持ちの道具でお安く済ませる方法を選びました。
同じようなことでお悩みの方は、古いWindowsタブレットを使ってこういうこともできるということで、参考にしていただければと思います。