HTCの最新モデルHTC U11が発表されました。
最大の特徴は本体側面に配置された「EDGE SENSE」センサーで、画面やボタンを押さなくても、本体を軽く握りしめるだけで様々な操作ができるというものです。
その他の仕様もかなりのものです。
HTC U11の概要
発表会で説明されたHTC U11の仕様を表にすると次のようになります。
項目 | 内容 |
---|---|
OS | Android 7.1.1 |
CPU | Snapdragon 835 |
RAM | 4GB |
ストレージ | 64GB |
ディスプレイ | 5.5インチ、2560 x 1440ピクセル |
カメラ | フロント:16Mピクセル(画角150度)、リア:12Mピクセル(5軸光学手振れ補正、デュアルピクセルAF) |
バッテリー | 3000mAh |
インターフェース | USB Type-C、microSDXC |
防水・防塵 | IP67 |
その他 | ノイズキャンセリング対応イヤフォン同梱、クリアケース同梱 |
2017年のフラッグシップモデルとして他社製品に見劣りしない基本性能を備えていることがわかります。
仕様表に現れない特徴として、内蔵ストレージがUFS 2.1に対応して高速化されていること、バックグラウンドアプリの動作を監視してバッテリーマネージメントをしていること、Google AssistantとAmazon Alexaの両方に対応していること(Alexaは米国、英国、ドイツのみ)、カメラの性能がスマートフォンのカメラとしては過去最高のスコア(DxO Mark Mobileで90をマーク)であることなどがあります。
握ると反応する「EDGE SENSE」
HTC U11の最大の特徴は本体を握ると反応する「EDGE SENSE」という機能です。
短時間握ったときの動作と、握ったままにしたときの動作を、それぞれ設定できます。
動作としては、カメラアプリの起動、写真やビデオの撮影、任意のアプリの起動、LEDライトの点灯/消灯、音声認識の起動、スクリーンショットの撮影などを設定することが可能。
説明を聞いて「なるほど」と思ったのは、スキーやスノーボードのシーンでグローブをしたままでも操作できるという点です。
スキー/スノーボードやオートバイ用のグローブをしているときにも、寒い時期に手袋をしていても、それを外さずに写真やビデオを撮れるのはすごく便利なはずです。
ノイズキャンセリング対応イヤフォンを同梱
HTC U11には3.5mmイヤフォンジャックがありませんが、USB Type-Cポートに接続するイヤフォンが同梱されています。
このイヤフォンはUSB Type-Cから電力を供給され、また、HTC U11本体と通信することができるので、それを利用して状況に合わせた音質のキャリブレーションや、ノイズキャンセリングができるようになっています。
イヤフォン側にノイズ計測用のマイクが内蔵されていますが、ノイズキャンセリングのための処理はすべてHTC U11の本体側で行われるため、イヤフォンは小さく・軽く作られています。
動画の説明では、もしもイヤフォンをなくしても49ドルで買いなおせると言われていて、USB Type-C接続としたことでノイズキャンセリング機能が非常に安価に実現できたことがわかります。
なお、従来の3.5mmジャックが使いたい場合は、同梱の変換アダプターを利用できます。
ファーストインプレッション動画がぞくぞく
昨日の発表会の直後から、HTC U11の紹介動画がぞくぞくと公開されています。
発表会の映像ではよくわからなかった本体の大きさや質感などを確認するのに都合が良いです。
背面はピカピカしてますが、樹脂ではなくてガラスです。
ガラスには色をつけるための鉱物のほかに秘密の成分が混ぜてあって、そのせいで角度によって色が変わる不思議な効果が得られたのだそうです。
発表会の前半に出てきた人(HTCのスマホ部門の偉い人チャーリンさん)はアメイジング・シルバーが、後半に出てきた人(同じく製品部門の偉い人ナイジェルさん)はサファイア・ブルーがお気に入りだそうです。
HTC U11は一部の地域では来週から、その他の地域でも6月初旬から販売が始まります。
イートレンでも近いうちに扱いが始まるでしょう。
早く実物を見たいものです。
リンク:HTC U11(HTC)