【大改善】iCloudのWindowsアプリがめちゃくちゃ便利になって2TB契約したくなった話

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iCloud for Windows - 1 Microsoft/Windows
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Windows 10で動作するiCloudアプリが新しくなりました。

このバージョンではWindowsのエクスプローラーとの統合がはかられ、ファイルオンデマンド機能にも対応しています。

めちゃくちゃ便利。


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Windows用のiCloudアプリがバージョンアップで便利に!

新しくなったiCloudアプリはWindows上の「Microsoft Store」アプリからダウンロードできます。

こちらです。

iCloud for Windows - 1

私の環境では「リリース日」が「2019/02/01」となっていて、なんだ日本ではまだ更新されていないのかとガッカリしたのですが、「主な特長」にかかれている内容をよく読むとちゃんと新しくなっていることがわかります。

iCloud for Windows - 2

というわけで早速インストールしてみた次第。
インストール手順は普通のストアアプリと同じです。

インストールされました。

iCloud for Windows - 3

新しいiCloudを起動するとApple IDへのサインインを求められます。
ID(メールアドレス)とパスワードを入力してサインインしましょう。

iCloud for Windows - 4

診断情報の共有に関する選択です。
どちらを選んでも構いません。

iCloud for Windows - 5

するとこのような設定画面が表示されます。

iCloud for Windows - 6

いろいろな項目がありますが、今回はデフォルトのまま「適用」して「閉じる」しました。

PCにMicrosoft Outlookをインストールしていると、OutlookにiCloudメールのアカウントが自動的に追加されるようです。(「終了」をクリックすると自動的にOutlookが起動します)

iCloud for Windows - 7
iCloud for Windows - 8

今回の主題ではないので細かな説明はしませんが、放置してもとくに不都合はないと思います。


エクスプローラーにiCloud Driveが追加される

さて、新しいiCloudアプリのインストールが終わると、Windowsのエクスプローラーに「iCloud Drive」が表示されるようになります。

iCloud for Windows - 9

中にはMacやiPhone、iPadからiCloud Driveに保存したファイルが入っています。

iCloud for Windows - 10

個々のファイルやフォルダーには「状態」として雲(クラウド)かチェックマークのアイコンが表示されています。

iCloud for Windows - 11

雲アイコンがついたファイルはファイルの実体がクラウド上にのみ存在すること(=PCにはダウンロードされていないこと)を表し、チェックマークアイコンがついたファイルは実体がPCのストレージにもダウンロードされている(クラウドとPCの両方にある)ことを表しています。

そして、チェックマークのファイル(=ダウンロードされているファイル)の右クリックメニューには「空き領域を増やす」という項目があります。

iCloud for Windows - 12

この項目を選択するとPCにダウンロードされていた分が削除され、PCのストレージの空き容量が増えます。

iCloud for Windows - 13

この操作はPCにダウンロードして二重持ちしていたファイルを消すだけなので、クラウドのファイルはちゃんと残っていますし、ファイルを開くなどして必要になったらまた自動的にダウンロードされます。賢い!

iCloudアプリの設定にこの機能のオン・オフの項目はありませんが、エクスプローラーに表示された「iCloud Drive」の右クリックメニューで「このデバイス上に常に保持する」を選ぶことで、iCloud Driveの全ファイルがローカルにダウンロードされて、ファイル オンデマンド機能:無効に相当する動作をさせることができます。

iCloud for Windows - 14

さらに、「このデバイス上に常に保持する」はより下位のフォルダーやファイルに対して行うこともできるので、オフラインでも使いたいフォルダーだけを丸ごとダウンロードしておくような使い方も可能です。

というわけで、これはOneDriveの「ファイル オンデマンド」機能に相当する動作になっていると言えます。


WindowsユーザーもiCloud Driveを選べる時代に

これまでWindowsユーザーにとっては「ファイル オンデマンド」機能があることで事実上OneDriveが最も使いやすいクラウドストレージでした。
(Google Driveにもあるけどビジネス向けプランでしか使えない。Dropbox Plusはつい最近の値上げで対応したばかり)

今回のアップデートで同等の機能が使えるようになったことで、iCloud DriveがWindowsユーザーにとっても便利なクラウドストレージサービスになりました。

iCloud Driveは有料プランの容量の区切りが独特で、200GBの次はいきなり2TBになってしまうのですが、容量あたりの単価は最近2TB化したDropbox Plusとほぼ同等で、かなり安い部類に入ります。

iPhoneやiPadを使っているとどうしてもiCloudとの縁ができてしまうので、たとえばiPhoneとWindows PCの組み合わせで使っているユーザーにとっては、今回のアップデートはたいへん都合が良いということになります。


iCloud Driveにもうひとつだけ対応してほしいこと

自宅で使っているSynologyのNASボックスにはクラウドストレージとフォルダーを同期する機能がありますが、この機能はiCloud Driveには対応していません。

この機能、たいへん幅広いクラウドストレージをサポートしていることから考えると、iCloud Driveに対応していないのはiCloud側の制約によるものだと思われます。

iCloud for Windows - 15

先日のWWDC 2019でiCloud Driveのフォルダーを共有できるようになると発表されましたが、もしかするとこの変更によって上記機能をiCloud Driveでも使えるようになるのではないかと密かに期待しております。

以上、iCloud DriveのWindowsアプリが大改善された話でした。

リンク:iCloud(Microsoft Store)


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