iPad Pro 2020年モデルが発売になりました。
2020年モデルのパフォーマンスは前モデルからそれほど向上していないのでは?という話。
iPad Pro 2020年モデルの性能
iPad Pro 2020年モデルは、前モデルと比べてプロセッサーが新しくなり、カメラの機能が向上し、Wi-Fi 6に対応したのに、日本では価格も安くなったというお買い得商品です。
しかし、A12Z Bionicという新しいプロセッサーの実力は謎に包まれていて、じっさいどれくらい速くなるのかがよくわかりません。
クロスプラットフォームのベンチマークソフトを提供しているGeekbenchを見てみても、モデル名でiPad Pro 2020年モデルとわかる結果は掲載されていません。
で、いろいろ試してみたところ、これがiPad Pro 2020年モデルの結果だろうと思われるものがありました。
その一部がこちらです。
2020年3月に登録されたGeekbench 5の結果で、モデル名が「iPad8,12」とされているものです。
検索キーワードの「J421AP」というのは、新しいiPad Proのマザーボードの型番とされているものです。(ほかに「J420AP」「J418AP」「J417AP」で検索してもヒットします)
スコアはシングルコアが1,100台前半、マルチコアが4,600前後といったところでしょうか。2018年モデルとまったく変わりません。
中身を見てみるとこんな感じ。
ざっと見たところ、掲載されているどの結果でも「Memory Information」の「Size」の値が5,656MBとなっていて、2018年モデルではストレージ1TBモデルだけだったRAM 6GB仕様が下位モデルにも行き渡っているらしいことがわかります。
一説にはMetalスコアは少し上がっていたり、Antutuなら旧モデルよりスコアが良いというiPad Pro 2020年モデルですが、やっぱり2018年モデルユーザーが慌てて買い換える必要はなさそうです。
もちろん、新規に購入される方は新モデルを選ばれるのがいいでしょう。Wi-Fi 6対応は魅力です。
なお、iPad Proを買うと当分はUSBハブやカードリーダーやストレージなどのアクセサリーへの出費が増えがちですので、その分の予算も確保しておくのがおすすめです。
Amazonだと12.9インチのシルバーにまだ在庫があるようですね。