Microsoftのクラウドストレージサービス「OneDrive」はWindowsユーザーならほぼ必須の超便利機能です。
ストレージ容量の少ないPCを使っていても、OneDriveの「ファイル オンデマンド」機能を使えば、ストレージ不足で悩まされることも少なくなるでしょう。
そんなOneDriveに、PCの重要なファイルを自動的にバックアップしてくれる機能が追加されました。いや、追加されたらしいです。手元の環境ではまだ確認できません。
クラウドストレージサービス「OneDrive」の概要
OneDriveはMicrosoftが提供するクラウドストレージサービスで、最初の5GBまでは無料、それ以上の容量を利用したい場合にはOneDriveの容量だけを購入(50GBで249円/月)するか、PC/Macで利用できるOfficeアプリとセットで最大1TBまで利用できるOffice 365 Soloを購入することができます。
大容量を利用するときには自動的にOfficeアプリがセットになってしまうわけですが、裏を返せば、どうせOfficeを利用するならOneDriveも積極的に利用した方が得ということです。
OneDriveで便利なのはだいたい次のような部分です。
- ネットワークにアクセスできさえすれば、どこでも、どの機器からでも、ファイルを利用できる
-
Windows 10では、不要なファイルをローカルにダウンロードしないようにして、ローカル・ストレージを節約できる(「ファイル オンデマンド」機能)
-
スマホで撮った写真を自動的にアップロードして、スマホのストレージを節約できる
とくに、二番目に挙げた「ファイル オンデマンド」という機能は、作業に必要なファイルは1TBもの大容量ストレージ(Office 365 Soloの場合)にすべてアップロードしておきつつ、その場で使わないファイルはPCのローカルストレージに保存する必要がないので、PCのストレージ消費量を劇的に抑えられます。
ファイルのオンデマンド機能はWindows 10(Fall Creators Update以降)でしか利用できませんが、Windows 10ユーザーなら絶対に利用すべき機能です。
リンク:Office 365 Solo(マイクロソフトストア)
OneDriveの自動バックアップ機能
さて、こんなOneDriveの新機能として、PCの特定のフォルダーの内容を自動的にOneDriveにバックアップしてくれる機能が加わったそうです。
リンク:Migrate Your Files to OneDrive Easily with Known Folder Move(Microsoft)
OneDriveアプリの設定画面で「自動保存」タブを開くと「Update folders」というボタンが現れて、ここから「ドキュメント」「デスクトップ」「ピクチャ」それぞれのフォルダーをOneNoteに自動保存して、PCを紛失したときなどにもそれらのフォルダーを復元できるようにしてくれるらしいと。
しかし、手元の環境では「自動保存」タブはこのようになっています。
ここにも「デスクトップ」「ドキュメント」「画像」の保存先を指定するUIがあり、それぞれ「この PC のみ」と「OneDrive」から選べるようになっていますが、新しい機能はこれとは何か違うのでしょうか?
この機能は上のリンク先に書かれているとおり、2018年6月に一部のユーザー向けに開放され、その後最近になって、全ユーザーが使えるようになったと報じられたものです。
日本向けにはまだ開放されていないのか、それとも私の環境だけちょっとおかしいのか?
ともあれ、ファイルの安全性が高まるのは歓迎すべきことです。
そんなOneDriveは、Office 365 Soloで使うのが何だかんだでいちばんお得です。なにせOfficeまで付いてきますし。
私は4年先まで先払いしてあります。
リンク:Office 365 Solo(マイクロソフトストア)