自宅のインターネット回線をauひかりから楽天ひかりに乗り換えるのですが、契約の狭間で一時的に回線が使えなくなっています。
この緊急事態を楽天モバイルのテザリングで乗り切れるのかを試してみます。
楽天モバイルのeSIMをiPhone SE(第2世代)にセットしてテザリング
楽天モバイルをスマホのメインの通信回線として利用するようになってから約3か月が経っています。
出先でスマホを使ってメールやSNSをチェックし、ウェブサイトを閲覧し、radikoやSpotifyを聞いたり、たまにYouTubeの動画を見たりする範囲で、まったく不満なく使えています。
以前書いたとおり、iPhoneで利用する場合の制限で、楽天エリアの出入りのとき(au回線との切り替えのとき)に接続が切れるという問題はありますが、東京で公共交通機関を使って移動している限りは、ほとんど問題になることはありません。
さて、本日我が家は楽天ひかりのインターネット回線の工事日で、今朝がた切り替え前の契約が切れたため、現在インターネットを利用できない状態になっています。
しかし、その間も仕事は続けなければならないため、楽天モバイルのSIMをセットしたiPhone SE(第2世代)のテザリング機能を使ってPCをインターネットに接続して作業しています。
少なくとも楽天エリア内にいる限りは支障なくテザリングを使えています。
テザリングでどれくらいの速度が出る?
テザリングでインターネットに接続したPC上のブラウザーで、あちこちのウェブサイトをめぐってみると、体感でも固定回線より遅いことがわかります。
では、実際にどのくらいのスピードが出ているのでしょうか?
Googleのスピードテストをしてみると、こんな値が出ました。
iPhoneとPCはWi-Fiで接続しています。
下り4.47Mbps、上り19.1Mbps。「インターネット速度は低速です」の表示が出ています。
朝の通勤時間帯のせいでしょうか、下りがやや遅いようです。
しかし遥か昔、ADSLが出始めのころは確か1Mbpsで「めっちゃ速い!」と言っていたような気がするので、スマホのテザリングでこんな速度が出るなんて、技術は確実に進歩しているんだなと思わなくもありません。
pingはとても遅い
ADSLの話が出たところで、昔は1Mbpsでもオンラインのゲームをやっていたなと思い出しました。
たしかUltima Onlineだったと思いますが、その回線でも不都合なく敵と戦って、他のプレイヤーと楽しくチャットしていたように思います。
で、楽天モバイル回線のテザリングでそのレベルのことが可能なのか、pingを測ってみました。
最小746ms、最大で1388ms。
これはかなり遅いです。リアルタイムのやり取りには使いたくないレベルのスピードです。
やはり通勤時間帯の値とはいえ、レスポンスが求められる用途にはあまり向かないと思います。
とはいえ、書類仕事にはほぼ問題なし
では、楽天モバイルのテザリングは全く使い物にならないかというと、実際に書類仕事で使ってみた感じはそれほど不満を覚えるようなものではありません。
この記事を書いているMicrosoft OneNoteは、ノートに何か変更を加えるたびにクラウド上のデータを書き換えに行くのですが、それが滞っている様子はありません。
また、作業の合間にウェブサイトで情報を確認するのにも、固定回線ほどの快適さはありませんが、かと言ってとくにストレスはありません。
SpotifyでBGMを流しながら作業することもできます。
YouTubeも解像度を下げれば画面の隅で開いておくことが可能です。
通信し放題(*1日に10GBの制限を超えると速度制限されるようですが)だからといってこの回線をメインに日々の作業すべてをこなすのは、個人的にはやりたくありませんが、今回のような一時的な繋ぎ用途や、外出先のWi-Fiが使い物にならないようなときには頼りになります。
というわけで、自宅の固定回線が使えなくなったときに楽天モバイルのテザリングで凌げるか?という問いには、なんとか凌げる、と回答したいという話でした。