iPadをMacのサブディスプレイとして使えるSidecarには大きな落とし穴がありました。
やっぱりChromeかEdgeを使うしかないようだ。
SafariをMacのデフォルトブラウザーに
つい最近、パスワード管理サービスをMicrosoft AutofillからBitwardenに変更したおかげで、MacでSafariを使えるようになりました。(Microsoft AutofillにはSafari用の拡張機能がない)
これまで、MacでもEdgeやChromeをデフォルトブラウザーとして使っていましたが、たとえばメーラーやテキストエディットのようなアプリで選択した文字列を右クリックメニューからGoogle検索すると、デフォルトブラウザーの設定とは関係なしにSafariが起動して面倒だったものです。
デフォルトブラウザーがSafariならこの問題も解決。(デフォルトブラウザー側を合わせただけですが)
そんな事情でSafariを使い始めたのでした。iPhoneのSafariとの連携もできて便利なこともあります。
しかし、重大な問題に気づきました。
Sidecar状態ではSafariでU-NEXTもアマプラも見られない
私の現在のメインマシンは2020年モデルのMacBook Air(M1)です。
こんなに薄っぺらくてファンレスなのに、たいていの作業はバッテリー駆動でまったく問題なくこなせるパワーとものすごく長いバッテリーライフで、仕事に勉強に毎日12時間以上使っています。
最近登場したMacBook Pro(M1 Pro / M1 Mac)にもガジェット者として興味はありますが、今ほんとうにあれほどのパワーが必要かと言われるとまったく必要ではありません。
ただ、そんなMacBook Airにも画面サイズが約13インチしかないという弱点があり、効率よく作業するためにはサブディスプレイが欠かせません。
そこで、私はiPad Pro 11インチ(2018)をMacBook Airのサブディスプレイとして使っています。Sidecarというやつです。
デフォルトブラウザーをSafariに乗り換えて快適に使っていたのですが、ある日U-NEXTの動画を開いてみると画面が真っ暗になって映像が表示されません。
Amazonプライムビデオも同様です。
音声は正常に再生されているようです。
映像が表示されないのはSidecar側に表示した場合だけでなく、MacBook Airの内蔵ディスプレイに表示した場合も同様です。
もしやと思ってSidecarをオフにしてみると正常に再生できます。
きっと著作権保護的な配慮によってSafari + Sidecarでは有料動画配信を利用できないケースがあるのだと思われます。
ちなみに、YouTubeの動画はなんの問題もなく再生・表示されます。
EdgeやChromeなら見られるんだからこの仕様は無意味
そんなことがあって、我がMacBook Airのデフォルトブラウザーはわずか1日でMicrosoft Edgeに逆戻りしたのでした。
そもそもEdgeやChromeではSidecarしていてもとくに制限なくどの動画配信も利用できているんだから、Safariだけ制限しても何の意味もないと思うのですが、そのあたりはAppleなりの考え方があるのでしょう。
いちユーザーとしては使える道具を選んで使うだけです。
Edgeはいいブラウザーですよ。Macをお使いのみなさまにもおすすめできます。