auとNTTドコモから相次いで2016年の夏モデルが発表されました。
注目のSamsung Galaxy S7シリーズは「S7 edge」だけが発売されるそうです。
5月19日発売。本日予約開始です。
無印は出ないんですか。そうですか。
au版、ドコモ版の特徴
au版、ドコモ版の主な仕様は次のとおりです。
Galaxy S7 edge | (参考)Galaxy S6 edge | |
---|---|---|
OS | Android 6.0.1(Marshmallow) | Android 5.0.2(Lollipop) |
プロセッサー | Qualcomm Snapdragon 820 | Exynos 7420 8コア |
RAM | 4GB | 3GB |
ストレージ | 32GB | 32GB or 64GB or 128GB |
ディスプレイ | 5.5インチ 1440 x 2560ピクセル Super AMOLED | 5.1インチ 1440 x 2560ピクセル Super AMOLED |
リアカメラ | 12Mピクセル、f1.7、26mm | 16Mピクセル、f1.9、28mm |
フロントカメラ | 5Mピクセル、f1.7、22mm | 5Mピクセル、f1.9、22mm |
インターフェース | micro USB、microSD | micro USB |
バッテリー容量 | 3,600mAh | 2,600mAh |
サイズ・重量 | 約151 x 73 x 7.7mm / 約158g | 142.1 x 70.1 x 7mm / 132g |
その他 | 防水(IPX8/IPX5)・防塵(IPX6) | – |
今回発表されたau版・ドコモ版と、先に発売されアメリカ等のレビューで見られるものとの主な違いは次のとおりです。
- ワンセグ・フルセグのテレビ放送受信対応
- FeliCa対応
- VoLTE(HD+)対応 [ドコモ]
- 各キャリア向け周波数帯対応
- プロセッサーが「MSM8996」(Qualcomm Snapdragon 820)と明記(au、ドコモそれぞれのウェブサイトで確認. 海外版はSnapdragon 820とExynos 8890の両方があります)
au版とドコモ版のスペックをSamsungのサイトで見比べてみると、両社には次の違いがあります。
- auの方が通話時間・待ち受け時間が長い
au | ドコモ | |
---|---|---|
連続通話時間 | GSM:1070分、VoLTE:1480分 | GSM:860分、VoLTE:1260分 |
連続待受時間 | GSM:580時間、4G LTE/WiMAX2+:530時間 | GSM:390時間、LTE:420時間 |
- 対応する周波数帯域が違う
国内でサポートする周波数帯が異なるのは当然なので省略。
海外ローミングは次のとおりです。
au | ドコモ | |
---|---|---|
GSM(海外ローミング) | 850/900/1800/1900MHz | 850/900/1800/1900MHz |
3G(海外ローミング) | 850/2100MHz | 850/2000MHz |
LTE(海外ローミング) | 700/800/850/18000/2100/2600MHz | 700/1700/1900/2000/2300/2500/2600MHz |
どの観点から見ても、現時点で最上級の性能を持つAndroid端末であることは疑いありません。
Galaxy S7 edgeは下り370~375Mbpsに対応
キャリアアグリゲーションにより、auでは下り最大370Mbps、ドコモでは下り最大375Mbps(いずれも理論値)の高速通信に対応します。
また、ドコモ版では「VoLTE HD+」として通話品質の向上を果たしています。VoLTEがAMラジオ相当だったのに対して、VoLTE HD+はFMラジオ相当の音質で通話できるのようになったそうです。
ただし、VoLTE HD+は対応端末同士がLTEエリア内で通話した場合にのみ有効なので、他社やVoLTE HD+非対応端末との通話や、対応端末同士でもLTEエリア外では従来と同程度の音質になります。
Galaxy S7 edgeの価格
auとドコモのGalaxy S7 edgeの価格は次のとおりです。
支払総額 | 毎月割/月々サポート適用後の実質負担金 | |
---|---|---|
au | 98,280円 | 48,600円(auスマートパス加入時)、56,376円(auスマートパス未加入時) |
ドコモ | 93,960円 | 64,800円(シェアパック10~30、データM・Lパック)、75,168円(シェアパック5、データSパック) |
両社とも、5月18日までに予約して6月30日までに購入し、所定の手続きで応募した場合に、Samsung製のVRヘッドセット「Gear VR」がもれなくもらえるキャンペーンを行っています。
※ ドコモのオンラインショップで購入する場合は、5月16日までに予約し、5月17日までに購入する必要があります。
Gear VRはGalaxyをセットすることでVR(Virtual Reality)映像を楽しむことができるゴーグルです。こういうの。
VR対応の映像を再生すると、センサーで頭の向きを検知して向いている方向の映像を表示してくれます。
そしてゲームも。
ほんとはOculus RiftのようなガチのVRヘッドセットが欲しいですが、Gear VRもタダならもらっておきたい。
こちらはOculus Riftの映像
2年縛りに耐えられるなら
端末の価格はauもドコモも9万円越えと非常に高価ですし、毎月割・月々サポートがとても渋く、2年間使い続けた場合の実質負担額もかなり高いです。
予約特典でGear VRがもらえること、キャリアアグリゲーションによる高速通信、ドコモのVoLTE HD+にそれだけの価値を見いだせる場合は、auやドコモで購入するのはアリでしょう。
それらに値打ちを感じず、2年も縛られるのがいやなら、数か月待ってSIMロックが解除された端末をオークションなどで手に入れるか、海外からSIMフリー版を取り寄せて使うのが良いでしょう。
その場合、毎月割・月々サポートの恩恵を受けずに大手キャリアを利用するのは得策ではないので、MVNOのSIMを使うのが良いと思います。
携帯の実質0円販売が事実上禁止された2月以降、大手キャリアの比較的高額な月額料金を支払い続けるべきかどうかは、通信の品質、手厚いサポート体制、キャリア独自の機能・サービスに価格なりの価値を感じるかどうかで判断せざるを得なくなりました。
そうした中、ずっと地味な印象だったMVNOに光が当たるようになり、先ごろ発表された「LINE MOBILE」のような画期的なサービスが今後も次々に生まれてくることが見込まれるので、この状況でまた2年間キャリアを縛られるのはちょっと辛いんじゃないかと思います。
そう考えると、やっぱりSIMフリー端末+MVNOの格安SIMという組み合わせは、潰しが効く良い選択肢なんじゃないでしょうか。
私も(Galaxy S7 / S7 edgeは見送りましたが)iPhone SEのSIMフリー版とBIGLOBE SIMを選びました。
あと、Galaxy S7(edgeじゃない方)がラインアップされなかったのは残念です。edgeじゃちょっと大きすぎるという人、多いんじゃないでしょうか。
小さなGalaxy S7が欲しい場合はエクスパンシスなどで買うしかありませんね。
以上、auとドコモのSamsung Galaxy S7 edgeについてでした。
リンク:Samsung Galaxy S7 Dual SIM SM-G930FD (SIMフリー, 32GB, Gold Platinum)
リンク:Samsung Galaxy S7 edge Dual-SIM SM-G9350 (Unlocked, 32GB, Silver Titanium)
リンク:Samsung Galaxy S7 edge Dual-SIM SM-G9350 (SIMフリー, 32GB, Black Onyx)
リンク:Samsung Galaxy S7 edge Dual-SIM SM-G9350 (SIMフリー, 32GB, Gold Platinum)
リンク:BIGLOBE SIM