iPad mini 6 を買ったのですが、返品しました。
なぜなのか?
iPad mini 6 の強みと弱み
iPad mini 6 を買いまして、仕事中はMacのサブディスプレイとして、それ以外の時間はKindle的読書端末として使っていたのですが、Appleストアの返品サービス(2週間以内に返品を申し出て、その後約1か月以内ならノーコストで返品できる)を利用して返品しました。
もう手元にはありません。
なぜ返品に至ったのか?
iPad mini 6は最新世代のプロセッサーを搭載し、CPU、GPUともに非常に高い処理能力を持っています。
ベンチマーク値なら多くの項目で手元のiPad Pro 11インチ(2018)を上回っているほどで、処理能力には何の不満もありません。(具体的には、シングルコアは圧勝、マルチコアはほぼ互角、Metalは約2割増し)
また、第2世代のApple Pencilに対応しているので手書き入力が可能かつPencilの充電もかんたんです。
画面が小さいのはそういうモデルなのでデメリットではなく、小さくて軽いので持ち歩きにも重宝します。電子書籍リーダーとしてもちょうどいいサイズ感です。
しかし一点だけ、どうしても受け入れられない問題がありました。Face IDに対応していないことです。
Face IDが欲しかった
Face IDはiPhoneやiPad Proで採用されている顔認証技術です。
ロック状態の画面を見て上へスワイプすればロックが解除されます。
コロナ禍で外出時はマスク必須になったためiPhoneのFace IDは事実上使えない状態が続いていますが、主に自宅で使うiPadではまだまだ有効です。
iPad mini 6はスリープボタン(電源ボタン)に指紋センサーが内蔵されていてTouch IDでロックを解除できるのですが、約3年間Face IDに慣らされ続けた私にはたいへん使いづらく感じられました。
ほんの小さな使い勝手の違いですが、毎日使うものなので妥協しがたいポイントでもありました。
動画の書き出しが遅いかも?
iPad mini 6はiPad Pro 11(2018)よりも処理能力が高いと書きましたが、動画編集アプリのLumaFusionを使って編集した全く同じプロジェクト(4Kのもの)を書き出してみると、iPad Proのほうが書き出し時間が明らかに短いのです。
私のiPad Proはストレージが1TBのモデルで、RAMが6GB搭載されています。対するiPad mini 6のRAM容量は4GB。
この仕様差が実際のタスクの処理能力の違いとなって現れているのかもしれません。
ということで、失うものは何もないと思っていたiPad Pro 11(2018)からiPad mini 6への買い替え作戦は意外な幕切れを迎えたのでした。
やっぱり実際に使ってみないとわからないことはあるものですね。