iPad Pro 2018年モデルを買って以来あらゆる作業にiPadを使っていますが、使えば使うほど「これはいい買い物をしたな」と思います。
その理由を説明します。
iPad Proの1TBモデルがお買い得な理由
iPad Proがお買い得だと思う理由は「ストレージが安い」ことです。
iPad Pro本体をAppleから直接購入すると、11インチのWi-Fiモデルで18万6,624円(税込・以下同様)、12.9インチなら21万384円です。
これを「安い」と言うのは少し抵抗があります。
しかし、価格コムなどで実勢価格を調べてみると、11インチなら13万円以下、12.9インチでも15万円を切る価格で手に入ります。
iPad Proの2018年モデルは市場の大半のラップトップより処理能力が高いという触れ込みで売り出され、実際に使っていてそれが嘘じゃないことを実感していますが、そのレベルのデバイスにストレージを1TB積んだものが13万円くらいで手に入るというのはちょっと驚きです。
ちなみに、MacBook Proのストレージを128GBから1TBにアップグレードしようとすると、その差額だけで9万5,000円くらい掛かります。(1TBモデルはAppleストアでしか買えないという事情も関係していますが…)
キーボードを別途用意しなければなりませんが、非常に高い純正Smart Keyboard Folioを買っても、合計で15万円(11インチ)から17万5,000円(12.9インチ)ほどです。
これでタッチ操作可能で、超強力で、しかも持ち歩きが楽でバッテリー長持ちのデバイスをゲットできるわけです。お得ですね。
マウスは使えないけれど
で、Appleがほとんどのラップトップより強力なんて言ったものだから、各メディアやYouTubeには「iPad Proはラップトップの代わりになるのか?」という趣旨の記事や動画がたくさん投稿されていて、その結論はだいたい「ラップトップの代わりにはならない」とされています。
その理由としてよく挙げられるのは次のようなものです。
- マウスが使えない
- ファイルを自由に操作できない
- 外付けストレージなどの拡張性に乏しい
マウスが使えない
マウスについてはタッチ操作+ペン入力でかなりの程度カバーできます。
不満を感じるのは右クリック相当の操作(ロングタップ)で「ロング」分だけ待たされることくらいです。
ファイルを自由に操作できない
ファイルを自由に操作できないのは全く指摘のとおりで、テキストファイルにメモを書いたものをメールに添付して送りたい、といったPCやMacならなんでもない作業にめちゃくちゃ手こずりますし、場合によってはできないこともあります。
デジカメの写真ファイルはカードリーダー経由で取り込めるけど、ボイスレコーダーの音声ファイルは(簡単には)取り込めないといったことにイライラすることもあります。
しかし、大体の問題には解決策がありますし、できないことを無理にやろうとしないで、できる方法で同じ成果を出せばいいだけのことと割り切れば、大方のミッションの達成には支障なく立ち回れると思います。
外付けストレージなどの拡張性に乏しい
外付けストレージを使えない問題を回避するために1TBモデルを選んでいるので、ストレージの拡張性はあまり問題になりません。
どうしても何か繋ぎたいならLaCieのこちらを利用できます。(専用アプリを介してファイルのやりとりをするので、普通の外付けHDD的には使えませんが)
プリンターは家庭内・オフィス内のネットワークに接続されているものなら普通に使えます。
その他のアクセサリーとしては、たとえば外部ディスプレイ接続時の使い勝手がPCやMacほどには優れていないということはたしかにあります。
しかし、単に大画面で利用したいというだけならケーブル一本で即座に使えるので、それほど不満ということもありません。Amazonプライムなどはちゃんとワイド画面で表示してくれますし。
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iPad Pro+安価なPC なら万全かもしれない
といった感じで、この1週間分の作業をすべてiPad Proでやってみて、「さすがにこれはPCがないと無理か」という致命的な問題には遭遇していないので、iPad Proはちゃんと仕事に使えるレベルの機材だと感じています。
少し前にも書きましたが、iPad Proの大容量モデルをメインの機材にして、iOSではこなせない作業に備えたバックアップに安価なPC(デスクトップでも可)を持っておくという構成は、ちゃんと機能するんじゃないかと本気で思っています。
というわけで、要するにiPad Proの大容量モデルはすばらしいですという話でした。