Windows 10がインストールされたPCのうち85%がFall Creators Updateにアップデート済みなのだそうです。
そんな今こそ、OneDriveの「ファイルのオンデマンド」を有効にするべきです。
Fall Creators Updateの適用率が85%に
Windows用のアプリやゲームのプロモーション・ネットワークを提供するリトアニアのAdDuplexという会社の調査によると、Windows 10がインストールされたPCのうち、昨年10月にリリースされた最新版「Fall Creators Update」がインストールされたものの割合が、85%に達したのだそうです。
AdDuplex report for February 2018. (http://reports.adduplex.com/reports/2018-02/)
図の右下の鮮やかな青がFall Creators Update。順調な立ち上がりです。
最近PCを買った人も要チェック
ところで、私はつい最近Microsoft Surface Book 2を購入しましたが、このSurface Book 2にインストールされていたのはFall Creators Updateではなく、一つ前のバージョンであるCreators Updateでした。
日本でSurface Book 2が発売された昨年11月にはすでにFall Creators Updateがリリースされていたはずですが、製品のロットによっては(あるいは、13インチモデルのSurface Book 2すべてかもしれませんが)古いバージョンがインストールされている場合があるということです。
このようなことがあるので、最近新しいPCを買った方も、念のためOSのバージョンを確認し、古いものはアップデートしておきましょう。
OSのバージョンは、スタートメニューで「cmd」とタイプし、表示された「コマンド プロンプト」を起動して…
表示されたウィンドウの一行目の表示で確認できます。
Fall Creators Updateにアップデートしたら、OneNoteの「ファイルのオンデマンド」も有効に
さて、OSが最新版になったら、最新版でしか利用できない機能を活用しましょう。
個人的には、Fall Creators Updateの目玉は、クラウドストレージ「OneDrive」に追加された「ファイルのオンデマンド」という機能です。
従来、OneDriveでクラウドとローカルを同期するよう指定したフォルダーは、その中身がすべてローカルにコピーされるという仕様でした。このため、容量の大きなフォルダーを同期させると、それだけローカルのディスク容量が消費されてしまい、何のためのクラウドストレージなのかわからないような状況になっていました。
しかし、WindowsをFall Creators Updateにアップデートし、OneDriveアプリも最新版に更新することで、ファイルの実体は実際にそのファイルを開いたときに初めてダウンロードする機能「ファイルのオンデマンド」を利用できるようになります。
「ファイルのオンデマンド」機能によるストレージ節約効果は絶大で、私の環境の場合、OneDrive上では46.6GBの画像フォルダーが、ローカルストレージ上ではわずか185MBしか占有していません。
もちろん、OneDrive上の画像をPC上でどんどん開けば、その都度ファイルがダウンロードされてローカルストレージ上の容量も増えていくわけですが、それでも従来46GBまるまる占有されていたのに比べれば微々たるものですし、不要になったファイルはまたローカルストレージから消して(でもOneDriveには残して)、ローカルストレージの空き容量を増やすこともできます。
このように、OneDriveの「ファイルのオンデマンド」機能はものすごく便利なので、Fall Creators Updateを適用した方は、忘れずにこの機能をオンにしておきましょう。
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