MicrosoftのOneDriveで無料分の容量が減らされることがニュースになったのが約半年前です。
いよいよ実際に容量が減らされる期日が近づいてきました。
すでに無料分の5GBを超えるデータをアップロードしている場合にはどうなってしまうのか?
OneDriveの容量削減の内容
昨年11月に突如発表されたOneDriveの無料サービス容量の削減(これまで無料オプションで利用できていたカメラアップロードの15GBの無効化)ですが、今年の7月から順次適用が始まる模様です。
私は2つのアカウントでOneDriveを使っていますが、1つは7月13日に、もう1つは7月27日にカメラアップロード分が無効になるという連絡が来ました。
正確には、一方のアカウントでは引き続きカメラアップロード分を使い続ける手続き(すでに受け付け終了)を行っていたので、実際にカメラアップロード分が無効になるのはもう一つのアカウントだけです。
さて、現在5GBを超えるデータをOneDriveにアップロードしている場合、カメラアップロード分が無効になったあとそれらのデータはどうなってしまうのでしょうか。
Microsoftの発表によると次のように扱われるそうです。
- 容量を超過している場合でも、Microsoftからのメールが来てから90日間は編集できる
私の場合、「ストレージ容量に関する変更」というタイトルのメールが4月9日(1つ目のアカウント)と4月23日(2つ目のアカウント)に届いています。このメールの90日後が前述の7月13日と7月27日ということなのでしょう。数日ずれてるけど。 -
その後も9か月間はファイルの閲覧とダウンロードは可能
容量を超過した状態ではファイルの追加や編集ができなくなりますが、すでにアップロードされているファイルを閲覧したりダウンロードすることは可能です。
遅くともこの期間内に必要なデータをすべてローカルに落とすなりして救出しましょう。 -
その後はアカウントがロックされる
9か月を過ぎても容量を超過した状態が解消されない場合、アカウントがロックされます。
アカウントがロックされている間はファイルへのアクセスができなくなりますが、ファイルそのものは保存されているので、有料オプションで容量を追加するなどして容量不足の状態を解消すれば、ふたたびファイルにアクセスできるようになるはずです。(Microsoftの情報では「何らかの対応をお取りいただくまで、OneDriveに保存されているコンテンツにはアクセスできな」いとされています。) -
そのまま6か月経過するとOneDrive上のファイルが削除される
アカウントがロックされたまま6か月が過ぎるとOneDrive上のファイルは削除され、二度とアクセスできなくなってしまいます。
最初のメールが届いてから約1年半は何らかの救済措置が用意されているということで、Microsoftはずいぶん慎重にやっている印象です。
引き続きOneDriveを使うのなら最初の90日の間に、どこか他所へ引っ越す場合も最初の約1年の間に対処するのが良いでしょう。その後はいろいろと面倒そうですし、費用も掛かります。
Office 365 サービスが便利
私は昨年Surface Pro 3を買って以来じわじわとOneDrive依存を強めており、メインに使うクラウドストレージはOneDriveになってしまいました。
Surface Pro 3についてきた「Office 365 サービス」でOneDriveを1TB使えるようになったのがきっかけで、いろんなデータをOneDriveに集めてしまったのですが、WindowsやOffice(OneNoteを含む)を使っている限りはOneDriveはとても便利です。
Office 365ならSkypeの無料通話が使えるということもあって、先日まで行われていたキャッシュバック・キャンペーンで「Office 365 サービス」をまとめ買いしてしまったほどです。
2020年まで延長しました
OneDriveの無料サービスでは容量が足りないという方は、Office 365を検討されると良いと思います。
PCにバンドルされていたOffice 365 サービスの延長には安価な「Office 365 サービス」を、新規ユーザなら「Office 365 solo」を選ぶと良いでしょう。「Office 365 solo」には最新版のOfficeアプリを2台のPCで使う権利までついてきます。(ほんとはそっちがメイン)
以上、OneDriveで容量削減が実施されたあとに超過分のデータはどうなってしまうのかについてでした。
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