FstoppersでCore i7モデルのSurface BookとMacBook Pro Retinaのパフォーマンス比較が行われています。
MacBookが2倍くらい速いらしいです。
FstoppersのSurface BookとMacBook Pro Retinaのパフォーマンス比較動画
FstoppersのLee MorrisさんがSurface BookとMacBook Pro RetinaのCore i7モデルのパフォーマンス比較をされています。
覗いてみます。
Photoshopで写真の解像度変更をするとMacBookが2倍速い
Adobe Photoshopを使って200枚の画像を幅800ピクセルにリサイズするバッチ処理にどのくらい時間が掛かるかを計測しています。
MacBookは2分少々で終わったのにSurface Bookは4分弱掛かるという結果に。
この時点で出演者のLeeさんはかなりやりきれない表情をされています。
LightroomでRAWファイルを現像するとMacBookが2倍速い
Adobe Lightroomで50枚のRAW画像を現像するのにどのくらい時間が掛かるかを計測しています。
MacBookが1分24秒。対するSurface Bookは2分53秒でした。
Surface Bookは2倍以上掛かりました。Oh。
Premireで4K動画を再生するとMacBookはちゃんと再生できるけどSurface Bookはラグる
Adobe Premireで4K解像度のオリジナル動画を正常にプレビューできるかをテストしています。
MacBookは何事もなく再生するのに対して、Surface Bookは途中からカクカク再生になるようです。
さらにSurface Bookは解像度を半分にしても、さらにさらに8分の1にしてもラグると言っています。これはおそらくソースの解像度は4Kのまま表示上の解像度を落としているということだと思います。
20分間の4K動画のレンダリングはMacBookの方がSurface Bookより3分半早く終わる
Adobe Premireで20分の4K動画をレンダリングして所要時間を計っています。
およそ30分掛かる処理で、MacBookがSurface Bookより約3分半早く処理を終えたそうです。
なお、レンダリング後の4K動画はSurface Book上でもスムースに再生できています。
MacBookは4K動画に3つエフェクトを掛けても問題なくプレビューできる
続けて、同じ4K動画に1つずつエフェクトを追加して、いくつまでラグなくプレビューできるかを試しています。
MacBookは4つ目で少しラグが出ました。
Surface Bookはエフェクトなしでもラグっています。
この状態でCPU使用率は100%。
種明かしはビデオの冒頭でされています
さて、Leeさんはビデオの冒頭で青いシャツで現れ、テストは白いシャツで行い、最後にまた青いシャツで説明しています。
白シャツでテストした翌日に青シャツで訂正を収録してつなぎ合わせたわけです。
青シャツの訂正というのは、Surface BookもMacBook ProもCore i7プロセッサーを搭載しているけれど、Surface Bookはデュアルコア(i7-6600U)、MacBook Proはクアッドコア(i7-4870HQ)と、CPUのパフォーマンスがぜんぜん違うということです。
Geekbenchでマルチコアのスコアを見ると、i7-4870HQはi7-6600Uの2~4倍くらいの数値を出しています。
このことを知らないまま、Core i7の似たようなクロック周波数だから同じくらいの結果になるだろうとテストしてみたら、ぜんぜん期待外れだったということのようです。
今回のテストでは図らずもSurface BookとMacBook Proのパフォーマンスの差が見えてしまったわけですが、ビデオの最後にLeeさんがフォローしているとおりSurface Bookはタブレット状態でもCore i7のパフォーマンスが享受できるところに特徴があるわけで、Surface BookとMacBookのどちらを選ぶかは多様な使い方を求めるかパフォーマンスの絶対値を求めるかで決めれば良いということだと思います。
以上、Surface BookとMacBook Proのパフォーマンス比較動画の紹介でした。