Googleドライブの有料プラン「Google One」を使い始めて約1か月。
Googleドライブ独自の機能「ストリーミング」の良し悪しがわかってきました。
Googleドライブの「ストリーミング」とは?
Googleドライブには「ストリーミング」と「ミラーリング」の2つのモードがあります。
「ストリーミング」は基本的にすべてのファイルにオンラインでアクセスする方式で、ローカルのストレージはほとんど消費しません。
対する「ミラーリング」はすべてのファイルをローカルとクラウドに二重持ちする方式で、クラウドに置いたファイルと同じ容量のローカルストレージを消費します。
「ストリーミング」はDropbox PlusやOneDriveの「スマートシンク」や「ファイルオンデマンド」に似ていますが、「スマートシンク」等では一度開いたファイルはローカルにダウンロードされたままになり、あらためて「オンラインのみ」に指定し直さない限りローカルストレージを消費し続ける(と同時にオフラインでも使える)のに対して、Googleドライブの「ストリーミング」はファイルを閉じたらそのファイルはローカルのストレージから削除される(つまり、ローカルの容量を消費しない代わりにオフラインでは使えなくなる)という違いがあります。
「スマートシンク」等はファイルの在処をあまり意識せずに使えるのに対して、「ストリーミング」はファイルを開くたびにダウンロードが発生するため、常に「ファイルはクラウドにある」ということを意識せざるを得ません。ついさっきまで開いていたファイルでも、ネットの接続が切れれば再度開くことができないということです。
私の場合、パソコンの利用は高速な固定回線がある自宅に限られているので、とくに不便や不都合はありませんが、同じファイルを外出先で繰り返し利用するような使い方ではちょっと気になる仕様かもしれません。
そのような場合には、特定のフォルダーやファイルをオフラインで利用するよう指定することができます。
外出先でパソコンを利用することが多い場合、よく使うファイルで容量が比較的小さい(=ローカルに置いておいても差し支えない)ものはオフライン利用を許可しておくのが使い勝手が良さそうです。
このあたりを踏まえて利用すればGoogleドライブは便利だと思います。
現時点で私が理解している各クラウドストレージの特徴は…
- 容量あたりのコスパを追求するならDropbox Plus
- コストと写真管理の使い勝手のバランスならGoogleドライブ
- ずっとiPhone/iPad/Macだけで使うならiCloudドライブ
- Officeが必須ならOneDrive
といった感じでしょうか。
それぞれ一長一短ありますが、今のところはGoogleドライブに満足しています。